車が好きで一人旅が好きなら、旅先でそのまま車中泊をしたくなることもありますよね。
車中泊で一人旅をする魅力とはなんでしょうか?
車中泊で必要な持ち物の紹介、車中泊に適した車の選び方、自分で車をDIYする方法、車中泊のスポットなどを紹介します。
これから車中泊で一人旅にチャレンジしてみたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
思い出に残る車中泊の一人旅が楽しめます。
一人旅の車中泊は魅力がいっぱい?
旅に行きたい時にすぐ出発
車中泊で一人旅をするのは、とっても身軽なのです。行きたくなったら、そのまま車を走らせて出かけましょう!
行きたい方向がなんとなく思い浮かんだら、細かいことは気にせず出発できるのが、車中泊で一人旅 をする魅力です。
自由に時間が使える
車中泊の旅は、車を利用するからスケジュールも移動も時間に縛られることなく自由です。バスや電車を利用すると、どうしても時間やスケジュールを組まないと時間を有効に使えませんね。
ところが、車中泊の一人旅なら気ままに行きたいところに移動できるのがメリット!
車中泊の一人旅なら、寝具も食器もみんな車に積んだままで、そのまま移動できる身軽さが魅力です。
車を使っても車中泊しない旅では、ホテルに着くと積んでいた荷物を車から降ろし部屋に移動する手間があります。
でも車中泊なら車の中がそのままホテルになってしまいます。
一人旅は時間や行動が自由
一人旅はストレスフリーです。
旅のルートを細かく決めたり、目的地を決めたりして時間に追われることもなく、その時の気分で自由に過ごすことができます。
朝起きて、景色がいい場所ならそのままもう一泊滞在するのも自由です。
車で走っている途中に観光スポットなどを発見することもあります。そんなスポットにも自由に立ち寄れて、好きなだけすごせるのも魅力です。
宿泊先のチェックインやチェックアウトの時間を気にせずに、旅を続けることができます。
食事も、寝る場所も、食べたいものも、見たいスポットも、全部自分で好きなようにできる魅力があります。一人旅をするのがにとっても気楽になるのです。
食事をする場所を景色の良い大自然の中や海辺の潮風が気持ちいいスポットを選んで、そこで食べたら最高においしくなります!
節約の旅が楽しめる
車中泊の旅は、おさいふにもやさしいのです。安いビジネスホテルでも1泊4,000円はかかります。でも、車中泊はリゾート地のコテージを独り占めするような贅沢な環境で過ごすことが可能で宿泊費がかかりません。
ビジネスホテルの宿泊代で、日帰り温泉に入ったり、地元のおいしいものを食べたりする余裕ができます。
車中泊の一人旅で必要な持ち物
車中泊の寝袋・毛布
車中泊で必須なグッズが寝具です。自然の多い車中泊先では、春先や秋の夜は気温が下がるので、車内でも寒くなります。
冬は寒さが車内でも0℃となるくらい厳しくなるため、寝袋にプラス毛布があると安心です。寒くて一晩中ブルブルと震えてしまうことにもなります。
最初は布団や毛布でチャレンジしてみましょう!
体験を繰り返していくと、自分にピッタリの方法がみつかります。最初は、身近にあるもので車中泊をしてみるのがいいでしょう。
床用のマット
コンパクトカーでもミニバンでも、車中泊で気にしたいのがフラットな床です。
車中泊は、運転席を倒して寝てもいいのですが1泊が限度です!なるべくならフラットな床に寝ることが快適になります。
コンパクトカーでも工夫すると可能になります。
フルフラットになる床が理想ですが、座席を倒してもフラットにならない車もあります。そんな時は、マットを床に敷くと多少デコボコがあっても安眠できます。
シート間のすき間のデコボコや、床の突起などをマットが防いでくれるので積んで行きましょう。
翌日に疲れや体の痛みを残さない快適な睡眠につながります。
モバイルバッテリと充電器
車中泊の一人旅で重要なのはネットにつながる「スマホ」ですよね!
googleで情報検索、ある時はナビ替わり、ある時はカメラ、ある時は連絡用に使える万能なアイテムです。
スマホに充電できるスマホ用サブバッテリー(モバイルバッテリー)と車から電源がとれる充電器を用意しましょう。取り合えずこれだけあれば一人旅には十分です。
とはいえスマホが電池切れになると、大変です。ぜひ、バッテリーは昼間の走行中に充電して夜使えるようにしておくことをお忘れなく!
LEDランタン
車中泊で一人旅の夜を充実したスペースにしてくれるのが「灯り」です。車の車内灯では、バッテリー上がりも気になります。今は電気自動車やハイブリッド車なので電源は問題ないかもしれません。
でも、LEDランタンを一つ持ってると、車中泊の車内は一気に「山小屋風」になり、とってもいい雰囲気になります。
LEDランタンを選ぶポイントは、なるべく小さいものが良いです。キャンプでタープ下につるすような大きなものは明るすぎてしまします。
ランタンは天井から吊り下げると車内全体が明るくなり、魅力的な一人旅の雰囲気となりますよ!
折りたたみテーブル
車内で食事する時にあるととっても便利なのが折りたたみのミニテーブルです。
最近はシートの背もたれに取付けるものなど、いろいろあるので一つは車に積んで出かけましょう。
バーナーでお湯を沸かす時なども使えます。まくら元に置くと、時計やメガネなどをちょっと置くときに便利ですよ。
折りたたみイス
車中泊の 一人旅にでると、とっても素敵なポイントを通ることがあります。
そんな時に、折りたたみイスを出して車の横に置けば、そこがリラックスできる場所になります。
コーヒーを飲んだり、休憩にも使えてとっても気分がよくなります。
クーラーボックス
クーラーボックスは是非積んでおきましょう。
食料を保冷保存しておくことができます。
冷たい飲料水を購入したり、移動中にスーパーや道の駅などで食材を購入したりした時に、クーラーボックスがあれば冷たく保存しておくことができます。
クッカー
余裕があれば、お茶を沸かしたりコーヒーを飲んだり、インスタント食品を温めたりするのに便利なのが、クッカーです。
一人旅では、食器代わりや、フライパン、鍋などにも使えるので、いろいろ使い道はあります。
バーナー
車中泊をするときに一つあると便利なのがガスバーナーです。 一人旅には、コンビニで買える100円のガスボンベが使えるものが良いです。
日本中どこに旅をしても、ガス缶が手に入るのが理由です。寒い冬は特にうれしいグッズです。
車中泊で人気のバーナー徹底比較『イワタニとソト(SOTO)』の火力と使い良さ
ポット
ステンレスポットや水筒があると、旅の途中で便利なことがあります。
朝、出発前にお湯を沸かしてポットや水筒に入れておけば、バーナーを使わなくとも途中で温かい飲み物が作れます。
また、暑い夏なら冷たい飲み物を買ったら、ステンレスポットや水筒に移しておけば、夜などいつでも冷たく飲めます。
キッチンバサミ
キャンプではアウトドア用のナイフを使います。しかし、車中泊の旅で「ナイフ」を持っていたら、職質されたときなどは、大変ですよね!
そこで、万能なのが「キッチンハサミ」です。
これ一つで「ゆでたカニ」をさばいたり、刺身のさくを切ったり、野菜を刻んだりできます。
まな板が不要になるので、車中泊では必須のアイテムです。除菌のウェットティッシュでふき取れば収納できます。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュは、食事での汚れ、使い終わった食器などをサッと汚れを拭き取ることができます。
水道はどこにでもあるわけではないため、ウェットティッシュがあればすぐに手を拭くことができ、清潔に保つことができます。これも必須のアイテムです。
ボディシート
ボディシートは快適な車中泊で大切なのです。特に暑い季節は汗をかくのでシャワー代わりに、ベタつきや臭いを拭き取ってさっぱりすることができます。
コンビニなどで簡単に買えるので、車に積んで出かけましょう。
窓用の目隠し
車中泊をするときは「防犯対策」が必須です。車の中を覗かれないように、窓にカーテンなどで目隠しをすることが大切です。
特に夜間は車内でランタンを灯すと外から丸見えになるので、目隠しをしましょう。
目隠しの方法は、窓用の目かくし等のグッズが販売されているので利用しましょう。
自分でDIYができれば、100均のグッズで簡単に作ることができます。
一人旅の車中泊・クルマの選び方
居住空間が広い車が快適
車中泊では車中泊用の荷物が積んであり、その中に場所を作って睡眠をとることになります。
天井高の高い車は、寝ていても圧迫感を感じません。
一人旅では、居住空間がなるべく広い車を選びましょう。
荷物を置くスペースにプラス寝返りができるスペースが確保できるなら理想的な空間です。
座席をフルフラットにできるクルマ
運転席や助手席でシートを倒して寝てもいつもとは違うので、疲れがとれづらくなってしまいます。
でも、車内に水平な広いスペースが確保できれば、車中泊をより快適に過ごせるようになります。足がのばせなくても、運転席や助手席で寝るよりは格段に快適な睡眠ができます!
フルフラットなる車を選ぶことが車中泊ではおすすめです。
この条件を満たすのが、軽バンやミニバン、ステーションワゴン等の車種で車中泊にはおすすめだと言えます。
ただし、写真にもあるようにコンパクトカーでもフルフラットが可能なクルマも開発されていて、軽自動車での選択肢も可能になってきています。
車中泊用に設計された多様なシートアレンジができる軽自動車もあります。
車中泊を本格的に楽しみたい人、もっと快適な車中泊が楽しみたいのであれば車種選びから検討してみましょう。
一人旅の車をDIYする方法
本格的に車中泊の一人旅を目指すなら、自分で改造することも楽しみです。
自分専用に移動ができる「自分だけの城」が作れるのです。
DIYで車を改造するのは、安全性が重要になります。走行中に棚が落ちたり、積んであった荷物が飛んだりしたら危険です。
しっかりとした設計のもとに作りましょう。
床をフラットにする
車中泊で何といっても大切なのは「寝場所」です。まずは、フラットに寝れる床を作ることです。
簡単に作れて、すぐに原状復帰できる方法を紹介します。
自分で作る方は参考にしてみてください。
床を上げたり等の改造で作りこまないので、いつでも4人乗り5分で戻せます。
カーテンを作る
外からのぞかれないことと、虫よけの網戸が使える目隠しがあると便利です。
車内は暑くなるので空気の入れ替えや、雨の時でも窓が使えるような設計が大切です。
カーテンは100均のグッズだけで簡単に作れます。
靴置き場をつくる
車中泊で気になるのが靴置き場です。車内で寝るときに靴置き場を用意しておきましょう。
100均のトレイでも置けば、雨の日でぬれた靴を気兼ねなく置くことができます。
また、トイレに行った後の靴もあまりキレイとは言えないので、寝る場所から少し離すか、隔離できる方法を工夫しましょう。
車中泊ができる場所はどこがおすすめ?
一人旅で車中泊ができるスポットを紹介します。
近年、マナーの問題で車中泊が禁止となっているエリアもあります。事前に調査してから利用しましょう。
道の駅
道の駅は本来車中泊用ではありません。疲れた時に休憩や仮眠するための施設です。
しかし、駐車場にテーブルを出して食事するなど、迷惑行為などが原因で車中泊禁止になる道の駅も出てきています。事前に可能かどうか公式サイトで調べましょう。
駐車場やキレイなトイレ設備が充実ています。温泉施設をもっている道の駅もありお得感が満載です!
特徴は、地元の名物や名産品などが安く買えておいしいのでとても便利な施設です。
マナーを守って利用すれば、価値の高い施設です。
日帰り温泉
日帰り温泉の近辺は、車中泊スポットの候補です。
道の駅に本格的な温泉施設が併設されているところもあります。
温泉から車まですぐなので、ホテルより快適な時もある日帰り温泉。300円~500円と安いので思い存分温泉が楽しめます。
高速道路のサービスエリアやパーキングエリア
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアは、車中泊(休憩・仮眠)に使える場所と言えます。飲食店や売店、自動販売機などが充実していて食事をすることもできるため便利です。
サービスエリアやパーキングエリアは、夜間でもビジネスや流通トラックなどの利用者が多いので、人気のない場所よりも安全性は高いです。
初めての車中泊一人旅にもおすすめの場所と言えます。
ただし、他の利用者の迷惑にならないようにマナーを守って利用しましょう。
オートキャンプ場
オートキャンプ場は、車がそのまま乗り入れてキャンプができる施設です。
寝泊まりを車中泊でして、食事やくつろぐのは外で楽しむスタイルも人気です。理由は、面倒なテントの設営が不要なことと、天候が急変して雷雨などで荒れたとしても、車に逃げ込むことができるからです。
また、地元の食材を手に入れて、その場で火を使って調理をして楽しむこともできます。
RVパーク
RVパークは車中泊に必要な設備を整えた施設です。
24時間利用可能なトイレ、家庭用100Vの電源設備、シャワー、入浴施設が整っているRVパークも存在します。
利用料金は多少高めですが、とても便利なので利用価値は高いです。
北海道から沖縄まで、全国にRVパークがあります。安心して車中泊をしたい方、車中泊が初めての初心者の方、女性等にもおすすめの場所です。
まとめ
ここまで「車中泊で魅力の一人旅!持ち物・車とDIY・車中泊スポットを紹介」を解説しました。
車中泊で一人旅をする魅力ははかり知れません。
現実の生活からはなれ、自分の自由な時間と場所とリラックスができる魅力があります。
参考にして、ぜひ車中泊の一人旅を楽しんでくださいね!