(最終更新:2020年6月23日、投稿:2019年2月12日)
数日の車中泊で釣りのクーラーボックスで氷を長持ちさせる方法を紹介します。
車中泊ではクーラーボックスは必需品です。板氷不要の便利な使い方を3つのポイントから説明します。
その1:クーラーボックスの3つのメリット
その2:クーラーボックスで板氷を使わない方法
その3:氷の長持ち効果
*保冷力のあるクーラーボックスの選び方
その1:クーラーボックスの3つのメリット
クーラーボックスでも釣り用には3つのメリットがあります。このメリットが様々な車中泊でのシーンで便利になります。

メリット1:クーラーボックスは電源が要らない
電源がいらない
ポータブル電源やサブバッテリーが不要
場所を選ばず使える
メリット2:釣り用クーラーボックスは安価です。
釣りクーラーボックスは保冷効果が高い
車中泊で使えるのは、1万円前後で手に入る
釣り用のクーラーボックスがおすすめ
メリット3:釣り用クーラーボックスはイスにもなる
釣り用クーラーボックスは、イスにもなる
大きな男が座っても問題なし
魚を新鮮に保つ目的で開発された
保冷能力高い

その2:クーラーボックスで板氷を使わない方法
その都度板氷を買わないで済む方法です。さらに氷が長持ちするように工夫しています。
板氷を使うのは、コストが高くつくのと氷が長時間持たないのが問題でした。
解決方法を漁師さんと一緒に考える
漁師さんと釣り人が一緒に次の目的を達成するクーラーボックスの使い方を試行錯誤しました。
・簡単で良く冷えて
・食材をいためることなく
・保冷が長持ちする
その結果この問題を解決する方法が生まれました。以下の通りです。
解決方法1:板氷の代わりにペットボトルを利用する
板氷を使わずペットボトルを凍らせて釣りのクーラーボックスで使う使わず方法です。
ポイント:ペットボトルは時間をかけて凍らせる。
約1週間ほど時間をかけて凍らせるのがコツです。なるべく凍らせる日数は長い方が効果があります。
理由は、時間をかけて凍らせると溶けにくいからです。
使い終わって再度凍らせる時に短時間で済みます。冷凍庫が無い場合では、家庭用の冷蔵庫の冷凍室でOKです。

解決方法2:新聞紙でつつむと溶けにくくなる
冷蔵庫で長時間かけて凍らせたペットボトルを何日ももたせる方法です。
ペットボトルをクシャクシャもみほぐした新聞紙で包みます。はじめにペットボトル2Lを新聞紙1枚でくるみます。
クシャクシャにした理由は、ペットボトルと新聞紙の間に空気の層を作り保冷効果を上げるためです。
さらに、新聞紙もう1枚でペットボトルをくるみます。これで出来上がりです。
解決方法3:クーラーボックスの底に並べる
新聞紙でくるんだ2本の凍ったペットボトルをクーラーボックスの底に並べると溶けにくくなります。
クーラーボックスのフタを開け閉めしても氷は適温を保ち長持ちします。

ペットボトルがピッタリと収まるサイズのクーラーボックスが理想的です。できれば最低でも20Lのクーラーボックスがおすすめです。
ペットボトルは2Lを使いました。理由は、大きい方が保冷効果が長続きするからです。
500mlのちいさなペットボトルは、真夏には、すぐ氷が解けてしまします。
ジュースや野菜等の入れ方
クーラーボックスの底に新聞紙でくるんだペットボトルの上に、刺身や肉などの生鮮食料品を置きます。
また、冷やしたジュースやビール缶などを置くとより冷蔵温度が長持ちします。
その上に野菜やバター、調味料、ハム・・・
どんどんいれてもOK

20Lのクーラーボックスは結構使えます。食材等を満杯にしても、凍った2Lのペットボトル2本ならば問題はありません。
その3:氷の長持ち効果
ペットボトルを凍らせて釣り用のクーラーボックスに入れるとどの位氷が長持ちするかを効果を紹介します。
真夏の車内での効果
真夏の車中泊では、車内は40℃以上になります。なのでクーラーボックスは車内のなるべく日の当たらない場所に置きます。
上にアルミシートかバスタオルなどを置いてさらに日陰にしておきます。

この方法で使うと、夏の車中泊では3日後でもペットボトルの氷はまだ30%程残っているはずです。冬では80%程度残っています。
新聞紙が結露を吸って濡れていたり湿っていたりしますが、水がクーラーボックスの底にたまる事はありません。
リサイクル効果
2泊3日位の車旅や車中泊では、釣り用のクーラーボックスの保冷能力は十分で氷は長持ちします。
使用済みペットボトル2Lをリサイクルするので基本無料で何度でも使えます。
板氷だけではすぐに溶けてしまいその都度購入しているとお金がかかります。コンビニで板氷を購入した場合と比べた節約効果を紹介します。
(例) セブンの板氷
324円(税込)
1.7Kg(260×130×60)
2枚で2日間氷が持つかどうかですね。2枚で648円ほどかかります。
2Lのペットボトルは1本2kgなので板氷4kg分の保冷力があります。
コンビニの板氷4Kgで換算すると約762円分が節約できる計算です。
参考1:小型のクーラーボックスの場合
2Lのペットボトルが大きくて入らないとき
小さなクーラーボックスと500mlや1Lのペットボトル、或いは簡易保冷バックなどでも効果がでてきます。
その場合は、500ml或いは1Lの小さなペットボトルは本数は多いほうが良いです。
参考2:クーラーボックスで鮮魚を運ぶ方法
突然ですが、アジ釣りをしていました。この方法では、一度に100匹程度のアジを釣って持ち帰れます。
アジは、現地で頭と内臓を取り、海水で洗いジッパーロックに入れて、このクーラーボックスで保管します。

鮮度が落ちないので、持ち帰って料理すると刺身はもちろん、アジフライも絶品となります。保管温度が5℃前後だから、美味しいのです。
参考ですが、水と凍りで一杯にした通称「ドブ漬け」では、アジが水っぽくなり、美味しくありません。
写真は、夏の釣りで3日目に持ちかえった時の写真です。
参考3:真夏のキャンプでのクーラーボックス
(追記:2019年8月19日)
大型台風10号が去ってフェーン現象で気温が38℃に上がった8月日~18日の1泊2日でキャンプに出掛けてきました。
山合のキャンプ場ですが34℃はありました。通常夜間は寒く毛布を掛けていたのですが、この日は熱くて半袖のシャツ1枚でOKでした。

クーラーボックスは、この位置に置きました。直射日光が当たらない場所です。

8月19日の朝まで車内に置いたクーラーボックスの氷がどれ位溶けたか撮影しました。

試験的に500㏄のペットボトルも使ってみました。500㏄では、氷は残っていません。小さいのですぐに溶けてしまったようです。
3日目の朝、40%程度氷が残ったいた。
2L×2本の氷の残量は、写真の通りです。氷の体積からすると40%は残存していました。途中駐車中の車内は40℃を越えていました。
それまでクーラーを使用していた車内、休憩で駐車。サンシェード、カーテンを閉めて遮光しても、30分で40℃に到達していました。

参考4:ソフトクーラーボックスでも効果を試す。
釣り用のクーラーボックスよりもソフトクーラーボックスは保冷効果は低いのです。
この夏にどれ位持つかテストしてみました。
結果、500㏄のペットボトルを凍らせた2本と保冷剤は、1日は十分持ちました。冷えたシャンペンが夜まで冷えていました。

今年の猛暑でも、クーラーボックスとペットボトルの氷スタイルは効果がありました。板氷が要らないのでリーズナブルでした。
保冷力のあるクーラーボックスの紹介
保冷力を持つクーラーボックスの選び方を紹介しています。これから購入される方は事前にポイントをチェックしておきましょう。
■オートキャンプで使う保冷力の高い『クーラーボックス』の選び方
まとめ
車中泊で使うクーラーボックスで板氷不要の使い方を紹介しました。
車中泊で是非お試しください。
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tabito(旅人)