(最終更新:2020年4月21日)
車中泊をしながら東北地方を軽バンで1人旅にチャレンジしました。
一人旅はとてもワクワクするものです。なるべくシンプルな装備ででかけることが様々な思い出を残してくれるのです。
その楽しみ方を紹介します。
軽バンで青森まで行きたい!
東京から青森まで行きたいと思いました。予想では700km以上は覚悟しての一人旅です。
日帰り温泉につかりながらの一人旅はあこがれです。
高速道路を使わないというモットーがあり下道をとことこと走るのです。それも中古の軽バンを利用して行くので、ちょっと心配もあります。
経費や日数、ルートなど少しだけ計画して出発することにしたのです。
車中泊用の軽バン
中古の軽バン3速AT車の貨物車で街乗り用です。
長距離走行は大丈夫かと心配になりました。自薦にオイル交換やタイヤの確認、エンジン回りの点検など整備をしました。
結論ですが、実際に走ってみると快適で不安は途中で消えてしまいました。

NISSAN クリッパーバン660㏄(3速AT)。
平成23年登録の中古車で走行距離が84,000kmで購入しました。
生活の電力は、ソーラー発電で賄いました。50wソーラー2台を設置しています。
計画した東北地方「実走往復1,709Kmh」
東北地方を選んだ理由は、日本海の夕焼けと青森駅に行ってみたかったのです。
千葉県市川市から日本海経由で青森まで行き、帰路は東北の中心部を通り戻ってくるルートです。
参考に具体的なルートを地図にプロットしました。
目的地「青森駅」を目指すルート概要
出発地:東京(千葉県市川市:ほぼ東京とした)
目的地:青森県青森市 JR青森駅
東京から青森への往路
千葉県を出発して国道4号線を北上し途中から栃木県宇都宮市内を抜けて南会津を経由して福島県の猪苗代湖まで一気に走ります。
猪苗代湖から峠を越えて米沢に入り、途中から山形県の米沢から山形の日本海側の鶴岡に進みます。そこから日本海側を北上して青森まで走行する計画です。
青森から東京への復路
帰りは、秋田、山形の真中を通り千葉県まで下道で返ってくるルートです。
国適地の青森駅は駐車場がないので、ついでに浅虫温泉まで行ってみる事にしました。写真は到着地点の青森県浅虫温泉の海岸です。駐車場が混んでいたので、海岸の駐車場へ行きました。そこはトイレも無く空き地でしたので、宿泊をあきらめ青森市内まで戻りました。
車中泊で青森に出発!
1日目 道の駅「裏磐梯」福島県
車中泊の1泊目は、裏磐梯の中腹にあり大自然の中につつまれた道の駅です。
当日は3台のみでした。軽バンのバックドアを全開にして満喫しました。
早朝の空気は新鮮で、ここで飲んだコーヒーは最高でした。おすすめの場所です!

夏でしたが高原の涼しさでクーラーは要りませんでした。
広大な自然のなかで空気がおいしくリフレッシュはこの上ない贅沢な時間。

福島県北塩原村:道の駅「裏磐梯」https://michinoeki-urabandai.com/
2日目 道の駅「あつみ」山形県
夕日が売りの道の駅「あつみ」です。
想像以上に日本海に沈む夕日はきれいで絶景ポイントです。 夕日が日本海に沈む間、海鳥が止まっていました。
ここには美味しい海鮮料理や焼き物の店が軒を連ねています。さすが日本海の道の駅だと満足しました。山海の幸のとれたての美味しい食堂もあります。
磯に降りる事ができる。海の岩場にも降りて行けます。地元の青年が釣りをしていて、人生を語りました!

山形県鶴岡市:道の駅「あつみ」http://www.at-syarin.com/
3日目 道の駅「なみおか」青森県
3日目は、山形県酒田から日本海側を通り秋田県に向かいます。

秋田県に入ります。すると秋田港に「道の駅あきた港 ポートタワー・セリオン」があり立寄りました。

道の駅あきた港 ポートタワー・セリオンで一休み。

疲れたので日帰り温泉で一休み
秋田を抜けて、いよいよ青森県に入りました。
途中で道の駅いかりがせきで温泉「関の庄 温泉」に入りました。昼過ぎなので貸し切りです。
かけ流しで青森ヒバの浴槽の温泉は香りが良く大満足です。

青森駅に到着
目的地の青森駅についてのですが、記念写真を撮り忘れて通過。
浅虫温泉まで車を飛ばします。車中泊地としたのですが、どうも難しいのでべつの道の駅まで戻ります。

宿泊は「道の駅なみおか」

別名「アップルヒル」で、きれいな施設です。リンゴ畑を見ながら車中泊となりました。
アップルパイやジェラートが美味しいので有名です。
トイレはとてもきれいでした。トラックと乗用車の駐車場所は分けてあるので夜でも静かに休めます。
軽バンのバックドアを開けると、そこにはリンゴ畑がありました。美味しそうです!
青森県青森市:道の駅「なみおか」http://www.applehill.co.jp/
4日目 道の駅「天童温泉」山形県
早朝に道の駅を出発していよいよ帰路となります。
裏道をすすむと道が開き、そこに「道の駅あに」がありました。またぎの里です。

走るのが好きなので、山中を走るのですがガソリンが底をつきそうになりました。秋田の山道でスタンドがありません。
山道のガソリンスタンドは現金だけでカードが使えなくてヒヤッとしました。
いよいよ山形に入ります。
道の駅天童で車中泊をする
足湯が好評販売しているジェラートが人気です。お土産はラ・フランス「サイダー」「バーチョコ」「ケーキ」がおすすめです。駐車場はかなり広く、好きな所へ止める事が出来ます。国道がすぐ横を走っているので少し奥まった場所がおすすめ。トイレも大きくキレイです。(写真撮影を忘れる)
山形県天童市:道の駅「天童温泉」https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/228
台風接近で東京にもろることにした。
台風が接近していて進路がぶつかる予測なので遭遇する前に東京の戻ることにして一気に帰ってきました。残念ですが安全が第一です。
立ち寄った、おすすめの温泉3か所
1日目 日帰り温泉「蔵の湯」福島県
道の駅「喜多の郷」の中にある温泉施設です。17:00から300円になります。施設は新しく、温泉もとてもキレイで、「これで300円!」と大満足です。

福島県喜多方市:道の駅「喜多の郷」http://www.furusatosinkou.co.jp/
広い駐車場あり。日帰り温泉「蔵の湯」500円(17時~300円)
温泉施設は一流で、350円で入りましたがお値段以上でした。
2日目 「関の庄 温泉」青森県
道の駅「いかりがせき」の横にある日帰り温泉です。
350円と安いのですがタオルとシャンプー石鹸は持参になります。浴槽が青森ヒバで作られていてとても香りがよいです。
すっかりリラックスしてしましました。平日の昼頃だったので1人貸切でした^^

青森県平川市:道の駅「いかりがせき」http://ikarigaseki.com/onsen.html
広い駐車場。関の庄 温泉 350円(タオル、石鹸持参 青森ヒバの湯舟)
4日目 「天然温泉施設 湯の郷」栃木県
山間部の渓谷にある道の駅「ゆにしかわ」の日帰り温泉です。目の前の山々を見ながら入浴できて最高です。車旅で疲れた体を伸ばしてゆったりと入れるのでリフレッシュにはもってこいです。
温泉は2階にエレベータで行きます。そこな温泉旅館みないなエントランスで素敵です。
ここも平日の午後だったので、貸切状態でのんびりと入りました。
一階の外には野菜の販売があり、地元でしかとれない珍しいものもありました。

栃木県日光市:道の駅「ゆにしかわ」http://www.michinoeki-yunishigawa.jp/
駐車場あり。日帰り温泉「天然温泉施設 湯の郷」510円
持ち物
7月の旅で猛暑でした。車旅のご夫婦からうちわを頂きました。これが後々扇風機よりも役に立ちました。
着替え2日分。釣り用クーラーボックス、水筒魔法瓶2L、登山用バーナー、コッヘル1セット、スマホTV+自作アンテナ、タブレット(Windows10)、ラジオ、4L水タンク、ランタン(登山用)、登山マット、寝袋、着替え3日分、洗面・風呂道具
2Lと500㏄の魔法瓶はとても便利でした。大きい魔法瓶は、冷たい水をスーパーで買って入れておきますと、いつでも冷たい水が飲めて便利でした。
*よく使ったのはお湯を沸かすバーナーとコッヘル、キッチンバサミです。
往復の合計金額 22,670円
ガソリン代 15,744円 リッター:127.44L、燃費13.4㎞/L、
往復1,709Km
食事・温泉代 6,925円食料・お酒・温泉3回 6,925円
食事は、地方のスーパーで買いました。地元の素材を使って安く販売しています。
温泉は3回入浴しました。300円~500円の日帰り温泉です。
参考料金:高速や新幹線を使った場合の金額です。
◆東北自動車道(川口 ~ 青森)通常料金:13,800円 ETC料金
◆東北新幹線(東京~新青森)普通車指定席:17,350円 正規料金
感想
東京から青森まで下道で、それも軽バンで行けるのかと思いました。しかし、実施にいってみると、あっけなく終わりました。
思い出は、秋田県の山中をナビが案内しました。
山奥でガソリンが切れかかり、ここで無くなったら車中泊になるところでした。
熊が出てきてもおかしくありません。
あとで聞いたらマタギの里で熊が出るそうです。何とかふもとまで出てガソリンを入れようとしたら、カードが使えません。

わずかのガソリンで、次の町まで走りなんとか給油ができました。
地方の山中ではガソリンスタンドが無いのと、あってもカードが使えないので現金が必要と思います。今後の教訓を一杯もらった旅でした。
tabito(旅人)