車中泊の車旅に出かける時は、必ず「一般道路」を行くことにしています。
目的地まで高速道路で言った方が速いのですが、下道を行くのには理由があります。
一般道路は下道と呼ぶこともありますが、この記事では一般道路と表現して書きます。
一般道路をゆっくり走る魅力
車旅には2つのスタイルがあるように思います。
一つは「高速道路」を使って目的地まで早く行く旅です。
もう一つは、「一般道路」を時速40km~60kmでゆっくりと走る旅です。
高速道路の移動は点と点の旅
高速道路を時速100kmで快調に目的地まで行く車旅があります。
この度の特徴は、途中の移動は全て高速道路の上をスピードを上げて移動する旅です。
目的地で楽しむのが目的なので、途中はなるべく時短で移動したい時に高速道路を利用するスタイルです。
一般道路の移動は時を超えた旅
もう一つの車旅は、「一般道路」をゆっくり40㎞~60㎞の法定速度で移動する旅です。
車で歩くと表現した方がいいかもしれません。
出発地から目的地まで一般道路を走るので、そこには店があったり、お寺があったり、地元の人々が生活して歩いていたり、様々な光景が目に入ってきます。
あまりにもゆっくりなので、道路のデコボコや工事中の誘導の方の表情など記憶に多く残っています。
たまたま、一晩休んだ道の駅の周辺には、歴史的な場所だったりします。
近辺を散策すると、それまで見えなかったものが時間を超えてみえてくることがあります。
また、高速道路では通過してしまう「歴史の遺構」に出会うこともあり、時を超えた旅を楽しむことができるメリットがあります。
その日だけOKをもらえた「マタギの湯」などは、みちすがらであった温泉で特別に入れてもらうことができた場所です。
車中泊の旅ですが、一般道路を走ることに魅力を感じてずっと下道を移動しています。
一般道路はその昔、街道として多くの人々が歩いて行きかった場所でもあります。
その場に車を止めて、立ってみると、歴史をしってるわけではありませんが、なぜか懐かしさを感じる旅にかわるのです。
おわりに
車中泊の車旅では、一般道路を走るといろいろなことに出会います。
そんな出会いと時間を超えて歴史と出会うことができる魅力があります。
なので、ぼくは一般道路をどこまでもゆっくり走ることにしています。