いまや車には「ナビ」が標準装備されていて、性能もかなり高度になってきました。
ピンポイントで道を選んで現地に到着することが当たり前の時代です。
なんで、こんなに便利な時代になったのに「地図帳」という古風なグッズが便利なのでしょうか?
その事例を紹介します。
安いナビを使ったら大変でした。
九州一周の旅に出かけた時です。
軽バンに取り付けたナビは、地図は最新版で新しいので問題はありませんでした。
そころが、安いナビだからなのか、機械だからなのか、分かりませんが大変だった時があります。
こんな時に本になっている「地図帳」が1冊あれば、その困難を回避できたことがありました。
その事例を紹介します。
到着地点まで近道を選ぶナビの問題
これは安いナビのルート案内機能レベルが低いせいなのか、設計者のかんがえなのかわかりませんが、とにかく近道を優先に紹介するのです。
距離優先という機能はいいのですが、信じるととんでもない距離を走ることになります。
下道を専門に移動するので、距離は重要です。
迂回のためナビは数十メートル近い道を選んだ
台風という自然災害の発生後で道が通行止めになりました。
はじめての見知らぬ土地で迂回をすることになりました。
現地の方向すら全てナビ任せで順調だったので、ナビを信じて迂回しました。
迂回地点から5km程度のそんなに遠くない目的地なのに、ナビは25Kmかかると案内してきました。
後から調べたら、バックすればもっと近い道があったのですが、山間部のため進行方向を優先に案内したためです。
結果、山の周りを一周して、元の位置近くまで案内したのです。
こんな時は地図帳があれば、全体が見えてどうすれば近道があるのか発見することができるのです。
やはり、安いナビだからでしょうか・・・
とんでもない近道を選んだナビ・・・
ナビが選んだ近道は、正真正銘の「近道」でした。
この先、だんだん峠に入るのですが、軽バンがやっと通れる山道でがけが左サイドにあり、腰がゾッとした感じです。
こんな細い峠を通る山道を案内するのは、どうしてか?
バックで戻れずに、なんとかクリアして峠を越えた時はホットしました。軽バンでよかったと思った瞬間です。
日本で最高地点を選んだナビ
新潟から変える時に下道を通ることにしました。
国道の大きな道があるはずなのですが、やはり近道を選んだのです。
軽バンでは避けたかった、最高地点を通る国道292号です。
標高2,172mは、軽バンが酸欠で走れるかどうかというキツイ上り坂。
さらに下りは、エンジンブレーキをかけても軽バンの660ccでは、ブレーキにならないため、フットブレーキも併用しながら降りてくるという始末。
この時の恐怖感は絶頂で、心臓がバクバクで手には汗がにじんでいました。
こんな道を選ぶのは、やはり安いナビのせいでしょうか?
地図帳が欲しい理由
安いナビに命を預けた結果を紹介してきました。
ナビのせいにしてはいけません。
そこで気が付いたのは、道の全体が俯瞰できるのが地図帳なのです。
どっちの方角に行けば、どんな道があるのかが分かるし、予想もつきます。
車旅でしかも見知らぬ道を走る時は、地図帳があると安全に道を選ぶことができるのです。
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