なぜか軽バンという小さな乗り物に乗って、見知らぬ土地に旅に出ると何かが違うのです。
いつも「なにが違うのだろうか?」と思うのです。
年を重ねて出るひとり旅は、どこか開放感があって自由なのです。
大型のキャンピングカーではなく、ボロボロの中古の軽バンで行くひとり旅だからこそ味わえる何かがあるのです。
だから、軽バンで行くひとり旅はやめられないのです。
なぜか落ち着く中古の軽バン

いままでいろんな車に乗ってきました。
アウトドアに行くので、大型のエスティマ4WDやスバル4WDなどにも乗ってきました。
でもなぜか最後に落ち着いたのが、8万キロも走った中古の軽バンでした。
軽バンは九州の福岡でがんがん走った仕事車です。だから車体には擦り傷やへこみなどがたくさんあります。
8万キロを走ったのだから、小さなエンジンはさぞかし疲れているだろう?と思っていたのに、意外とタフで元気なエンジンです。
1日に400km前後を毎日走っても、逆にエンジンが軽やかに滑らかに回るのです。
軽バンに乗るとはげましたくなる?

中古の軽バンは元気なのですが、やはり中古ですから疲労はあります。
パワステを一式交換したり、タイミングベルトを交換したりメンテンナンスは必要です。
ご老体は、ぼくと同じなのです。
車中泊の旅をしていると、同じ仲間のように感じるから不思議です。
急な坂道などは、「がんばれ」と励ましてあげるのです。
軽バンの荷台は、寝るのにピッタリの広さ

軽バンはフルフラットになる荷物車です。
その広さは、ちょうど4畳半の半分位です。茶室のような広さでしょうか・・・
なので、ひとり旅で寝ると癒し空間になるのが面白いのです。
たんなる軽バンの荷台なのに、車旅の生活をしていくとなんとも馴染んできます。
朝目が覚めると、小さい子供の時の期のようぐっすり寝た後の様ですっきりします。
人にはちょうど良い広さがあるものです。
見知らぬ土地に運んでくれるのが中古の軽バンです。
ひとり旅をするには開放感のある軽バン

広すぎず狭くもなく、ひとり旅が十分楽しめる軽バンは癒しの空間になります。
年を重ねると、そんなにスピードの早い車はいらないし、豪華なキャンピングカーも手に負えないからいらなくなります。友人も大型キャンピングカーを年取ってからずいぶん手放しました。
軽バンの真ん中に座っていると、全てに手が届いて、すぐに横になれて、海の風や、山々から吹くそよ風が入ってきて、とっても居心地がいい空間なのです。
おとなのひとり旅は魅力的

ひとりでボロボロの軽バンで旅をすると、その魅力やシブさの良さがわかります。
大人のひとり旅は、中古の軽バンでいくのが人生を力まず歩くようで魅力的です。
自分を解放する「おとなのひとり旅」は、これからも続いていきます。