車中泊で1年の中で最も快適な旅となる秋。暑かった夏からヒンヤリする秋の車中泊の旅にピッタリのグッズを紹介します。秋は車中泊で長旅をするにも最高の季節です。思いっきり楽しみましょう!
秋の車中泊は最高の季節
朝晩の空気はヒンヤリとして、冬の前の紅葉も抜群の季節がやってきます。1年を通して「実りの秋」を満喫できる車中泊の旅が楽しめます。
夏には暑くてなかなかできなかった長旅も、気持ち良くできるのではないでしょうか。
一方、台風との遭遇が多いのも秋の特徴ですね。しっかりとした準備も忘れずにしましょう。
気温の変化
秋の特徴は、10月にもなると朝晩の気温が低くなります。下旬になると寒い日もある位です。気温の変化には十分対応できる装備も必要になってきます。
特に寝る時のシュラフやマットなどは、シーズン前で価格が比較的安い今から準備しておきましょう。
温かい食事・飲み物
秋は暖かい飲み物と食事がピッタリなのです。山合の道の駅では、暖かいコーヒーを沸かして飲むと、大自然のヒンヤリした空気と相まって、とても美味しいのです。
また、食事も暖かいカレーやシチュー、うどんなども美味しい季節です、食欲の秋ですから、スウィーツもクーラーバックに忍ばせて、驚かすのも良い思い出となります。
日帰り温泉も最高です!
紅葉を見ながらの日帰り温泉は、車中泊でも特権です。なにしろ移動しながら日帰り温泉を見つける事ができるから、たとえ混んでいても近辺には結構、穴場の温泉があるものです。
無料から1,000円前後までレンジは広いですが、安くても泉質の良い温泉でゆっくりするもの車中泊の魅力ですね!
朝晩の冷え込み対策
車中泊で、夜は涼しいのそのまま車内で寝ますが、朝方冷え込んでブルブルと寒く感じるのも秋の特徴です。
温かい季節から寒い季節への変化には、なかなか体がついてけないので、しっかりと冷え込み対策をしていきましょう。
大袈裟ですが、ダウンジャケットを1つもっていると、途中雨で冷え込んだ時などに役にたちますよ。
秋からのおすすめグッズ5点
その1:お湯をわかす道具1点
実は、一番よく使われるのは、単純に「お湯を沸かす」道具です。
小型のコンロやバーナーが便利です。お湯さえあれば、飲み物からレトルト食品、カップ麺などの調理につかえます。
車中泊にマッチしたバーナー2種類
バーナーはどんなガス缶を使うかが問題となります。
高度が高く気温が低い高山ではガスが燃えにくくなるため、特別なガスカンを使用したバーナーが使われます。
どこでも買えるカセットコンロ用ガス缶が便利です。
しかし、車旅では高山や雪山での車中泊はあまり無いと思いますので、ガス缶はカセットコンロ用でどこでも買えるものが便利です。
このガス缶を使えるバーナーの定番を2種類紹介します。長年使えるしっかりとしたバーナーです。値段が高いですが、ずっと使えます。
■Iwatani ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
定番中の定番。日本製です。15年使いましたが現役で使えます。
イワタニは日本製で材質や作りがしっかりしています。1台1台に製造ナンバープレートが付いてます。
現在2台目を車中泊用に購入しました。よほど低温でない限り十分使えます。
氷点下近くでは燃え方が弱くなります。
ガス缶を温めたり手袋に入れたり暖かくすれば使えます。なるべく、平地での車中泊での利用がおすすめです。
氷点下では、ガス缶にお湯を少しかけて使用したこともあります。
【スペック】
● 使用サイズ:幅155×奥行155×高さ127mm
● 収納サイズ:幅82×奥行68×高さ109mm
● 商品重量:約274g
● 材質:[本体] アルミニウム、[バーナー・ごとく・脚・風防] ステンレス
● 最大発熱量:2.7kW (2,300kcal/h)
● 連続燃焼時間:[イワタニカセットガス使用時] 約120分、[イワタニカセットガスジュニア使用時] 約40分 (気温20~25℃のとき強火で連続使用したときの目安時間)
● 点火方式:圧電点火方式
● 使用ガス:イワタニカセットガスジュニア、イワタニカセットガス等
● 付属品:専用ハードケース
イワタニ カセットガスジュニアコンパクトバーナー(1台) | ||||
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使用感
なにしろ丈夫なのですがコンパクトに収まります。15年前に買った物よりも
改善がされております。
長く使うには「イワタニ」ブランドが素材も作りもしっかりしていておすすめです。
■ソト(SOTO) レギュレーターストーブ ST-310
【スペック】
●外形寸法:幅166X奥行142X高さ110mm
● 重量:350g(本体のみ)
● 発熱量:2.9kW(2,500kcal/h)(ST-760使用時)
● 使用時間:約1.5時間(ST-760 1本使用時)
● 点火方式:圧電点火方式
このバーナーの最大の特徴は低温に強いことです。
低温の外気で火力低下を起こしやすいCB缶の弱点をマイクロレギュレーターが解消しているということです。外気温が低下しても火力が落ちにくいのです。
冬の朝晩や外気が冷えていていると炎が極端に揺れたり大きく吹き出したりと安定しません。また、火がついても火力がありませんので、お湯を沸かすには至りません。
しかし、マイクロレギュレータが付いているとボンベが冷たく冷えていても、
すぐに火が付き高出力を最後まで発揮してくれます。
ガスが残り少なくなっても最後まで火力低下しないので、連続した調理などに適しています。
氷点下でのキャンプや窓ガラスが凍っているような車中泊でも問題なく使えました。
SOTO ソト レギュレーターストーブ ST-310 | ||||
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マイクロレギュレーターの力は寒冷地域でのキャンプや車中泊でとてもありがたい装置です。
その2:調理の道具3点
必要なのはシンプルな道具
特に男の一人旅では、シンプルで丈夫、アフターケアの要らない道具が面倒にならないので喜ばれます。
クッカー、ステンレスマグカップ、フォーク
クッカーとマグカップとフォークがあれば、ほとんどの食事には対応できます。
クッカーではお湯を沸かし、マグカップで飲む。クッカーのフタで目玉焼きや
ウインナーを焼く。お湯が湧けば、レトルトやカップ麺にも使えます。
このシンプルさが、美味しいのです。
snow peak スノーピーク トレックコンボ SCS-010 | ||||
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その3:寝る時の道具
寝袋(シュラフ)
コンパクトで車内に一人分のスペースがあれば、どこでもプライベート空間を
確保できるのです。
その4マット
後部座席をフラットにして寝る時に使います。これは凹凸のあるところで威力を発揮します。
サーマレスト リッジレスト ソーライト レギュラー
ぐるぐる巻いて収納するタイプの、ロール収納式のクローズドセル・マットレスです。
さらにその温かく温められた空気は表面の凹凸に閉じ込めて温かさを保つ構造になって快適なのです。
オールシーズン利用可能です。
軽丈夫な「ソーライト」は、厳冬期を以外の初春から初冬までカバーしています。
車中泊はもちろん、キャンプから登山まで快適な幅広い利用が可能となっています。
マットの仕様
サイズ | S | R | L |
カラー | シルバー/セージ | シルバー/セージ | シルバー/セージ |
大きさ | 51×122cm | 51×183cm | 63×196cm |
材質 | 架橋ポリエチレン | 架橋ポリエチレン | 架橋ポリエチレン |
厚さ | 1.5cm | 1.5cm | 1.5cm |
収納サイズ | 51×17cm | 51×20cm | 63×22cm |
R値* | 2.8 | 2.8 | 2.8 |
生産国 | Made in USA | Made in USA | Made in USA |
リッジレスト ソーライト RidgeRest Rest SOLite (30207)(レギュラー) / THERMAREST(サーマレスト) | ||||
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その5ランタン
意外とLEDランタンは必要です。夜、車外のトイレに行くときにも役立ちます。
車内ではランタンが便利なのです。吊るしたり置いたり、電池が持ち、使い勝手の良い、おすすめのLEDのランタンを5種類選びました。
suaoki LEDランタン(ソーラー充電)
開くとLEDランタン、たたむと懐中電灯になります。コンパクトに折りたたんで持ち運びます。モバイルバッテリーとしても利用可能でUSB機器を充電できます。天面にはソーラーパネルが装着され太陽光で充電が可能です。
パナソニック LEDランタン BF-AL02K-W
コンパクトなランタンです。チップタイプLEDで明るく、乾電池エボルタNEOで約77時間連続使用可能です。紐の採用で吊り下げ場所を選びません。小雨の中でも使用可能な防滴構造です。
GENTOS LED ランタン EX-V777D
ジェントスは、1978年創業の日本でトップシェアを誇るLEDライトメーカーです。本格的なランタンで防災でも使います。明るさ360ルーメンで、実用点灯27-78時間可能です。耐塵・防滴仕様(IP64準拠)で2mの落下耐久性があります。
GENTOS LED ランタン EX-136S
同じくジェントスのランタンです。明るさ370ルーメン、実用点灯9-142時間が可能です。耐塵・2m落下耐久のタフボディで、1m防水(IP67準拠)です。水に浮くフローティングタイプです。
CAPTAIN STAG ランタン typeII
アウトドアメーカのキャプテンスタッグが提供するフローティングタイプのLEDランタンです。ソーラー充電とUSB充電に対応し、防水タイプで水に浮くのが特徴です。水にぬらしたくないものを、本体の中に収納することが可能です。
アドバイス
猛暑の夏から涼しい秋への季節変化は紅葉や美味しい食べ物が増えて、車中泊の旅も一段と楽しくなる季節です。
車中泊キャンプで標高1,000mのオートキャンプ場に8月下旬に行った時には、寒くて毛布を追加でキャンプ場から借りた記憶があります。
寒さ対策をしっかりとして気かけましょう。
tabito(旅人)