年金生活で車旅はできるのか?

年金生活で車旅は可能なのか。年金受給額と生活費のバランス。その中で念願の趣味「車旅」の実現は可能なのか。

夢と現実を直視し、ぼんやりとした不安を解消して車旅を楽しみましょう!

夫婦での車旅は、定年退職後の夢です。

今、車旅が話題となっています。車旅の多くを占めるのは定年退職された方です。

長年務めた会社で仕事を全うし、リタイヤされて自由な時間を得たご主人。

「定年後にかなえたいこと」の第1位は「ご夫婦での旅」です。

旅の中でもキャンピングカー或いは旅用の車を利用し夫婦2人で温泉を巡りながら日本全国を旅することは、大変な人気となっています。

事実、「キャンピングカー白書2018 」では、キャンピングカーの購入目的の過半数を超える第1位 54.5% が「夫婦2人で旅行を楽しむため」です。

2位は「ペット連れの旅行に最適と判断したため」が39.7%となっています。

キャンピングカーを購入した年齢は、60歳代が40.8%、50歳代30.2% と全体の71%を占めている事からも分かります。

その購入費は400万円台が最も多い金額となっています。
(参考 >>> 日本RV協会「キャンピングカー白書2018」)

年金はいつからもらえるのか?

支給開始年齢が60才から65才に引き上げ

かつては60才定年から支給された公的年金です。

しかし、昭和61年のた法改正により、老齢厚生年金の支給開始の年齢が60歳から65歳へ引き上げられました。

現在、段階的に支給開始の年齢が65歳に引き上げられている途中なのです。

年金の構造を知りましょう。

そもそも、公的年金には2種類あります。

「老齢基礎年金」「老齢厚生年金」です。

老齢基礎年金

老齢基礎年金は、国民年金や厚生年金保険などに加入して保険料を納めた方が受け取る年金です。

加入期間に応じて年金額が計算されます。65才から支給されます。
参考>>> 老齢年金ガイド 平成30年度版

老齢厚生年金(2種類)

老齢厚生年金は、会社にお勤めし、厚生年金保険に加入していた方が受け取る年金です。

給与や賞与の額、加入期間に応じて年金額が計算されます。


老齢厚生年金は2種類あり別物です。

老齢厚生年金は、2階建て構造になっています。

「本来の老齢厚生年金」と「特別支給の老齢厚生年金」です。

この「本来の老齢厚生年金」」と「特別支給の老齢厚生年金」の2種類は、全く別物で独立しています。

「特別支給の老齢厚生年金」は、2階建て構造です。

さらに、「特別支給の老齢厚生年金」は「定額部分」と「報酬比例部分」の2階建てになっています。

65歳になるまでに、一定の生年月日の方に支給されるものです。

現在、生年月日により支給開始の年齢が段階的に引き上げられいます。

昭和36年4月2日生まれ(女性は、昭和41年4月2日生まれ)以降の方は「特別支給の老齢厚生年金」はもらえません。

「本来の老齢厚生年金 」 65歳からもらえる

「本来の老齢厚生年金 」は、65才からもらえます。

まとめ図

ここまでをまとめた図です。

65才からもらえる年金と65才前にもらえる年金が分かってきました。

65才からもらえるのは、「老齢基礎年金」と「本来の老齢厚生年金」の2つです。

65才の前にもらえるのは、「特別支給の老齢厚生年金」です。
但し「定額部分」と「報酬比例部分」の受給は、生年月日によります。

65才前にもらえる「特別支給の老齢厚生年金」の要件とは?

受給要件 その1

保険料納付済期間と保険料免除期間の合計が10年以上である場合で、さらに厚生年金保険の被保険者期間が1ヶ月以上あること。

受給要件 その2

(男性)昭和36年4月1日以前に生まれた人
(女性)昭和41年4月1日以前に生まれた人

男性で昭和36年4月2日以降、女性で昭和41年4月2日以降に生まれた方は、特別支給の老齢厚生年金の支給は無くなります。

受給要件を満たした方でも、生年月日・性別により受給開始年齢が以下の様に段階的に変わります。

注意点!

よく勘違いされる「繰り下げ支給」です。

繰り下げを申請すると割増しになると思い、「特別支給の老齢厚生年金」を繰り下げて受給しようとする方がいます。

65才からの「老齢基礎年金」「老齢厚生年金」は可能ですが、「特別支給の老齢厚生年金」は繰り下げ支給が出来ませんのでご注意ください。

期限が来ると消滅してしまいます。

年金生活はどんな生活になるのか?

年金の仕組みと構造が分かったところで、具体的にはどんな収入になるのかを見てみたいと思います。

老後の生活費

総務省 統計局統計調査部消費統計課の家計調査(平成29年(2017年))平均 全国・二人以上の世帯(第3-2表 世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出 )では、住居・自動車購入、仕送りを除く平均消費支出は次の通りです。

60~65才 264,418円
66~69才 239,287円
70~74才 220,808円
75~79才 198,365円

60代では、24万円~27万円の間あたりが、平均的な数字です。 (平成30年2月現在)

車旅でキャンピングカー購入者の年代別割合では、70歳代が9.7% 60歳代が40.8%、50歳代30.2% 40代15.6%、30代2.7% 20代0.3%となっています。

車旅で最も多い割合を占めるのは定年退職を迎えた60代で、消費支出が24万円~27万円台と推測します。

老齢厚生年金の平均受給額

平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況によると、老齢厚生年金 の平均年金月額は 144,903円です。約14万5千円です。
(参考資料>>>こちら

定年後無職であれは、受給開始年齢から65才までは、月額約14万5千円が収入となるのです。

実際の生活をシミュレーション(例)

会社を37年間務め、60才で定年退職。その後、62.5才まで継続雇用で働く。無職で車旅の生活の場合。1956年7月を生年月日と仮定すします。

平均的なサラリーマンで年収はそこそこ平均。

この場合、1956年は昭和31年ですから、65才の前に「特別支給の老齢厚生年金」の「報酬比例部分」がもらえます。

その額は、平均の14万5千円となります。定額部分の受給はありません。

無職の場合、月額14,500円で生活をしていくことになります。

65才になれば、老齢基礎年金約56,000円(予測)が加算されますので、月額20万円が65才からの年金総額となります。

配偶者が65才になれば、さらに配偶者分の老齢基礎年金が加算されます。

配偶者の年金を外して考えます。65才までの約2年半は、145,000円と不足分を退職金や預貯金から崩して充てる事になります。

平均的は60代の消費支出下限240,000円なので、約100,000円が必要になります。

現実には、夫婦2人で月140,000円で生活できる方法があれば良いのですが、いかがでしょうか。

支出を20万円まで切詰めても差額60,000円程が必要となります。

65才まで、不足分6万円を得るより、6万円を削る考え。

年金生活をシミュレーション

我家では、夫婦二人で定年前からシミュレーションをしてきました。

月14万円で生活をするトレーニングです。

現役時代の収入に対する支出のまま定年生活に突入することは、たぶん耐えられないと想定していました。

ゆとりの部分の削減です。食費を落としたり、光熱費を詰めたり・・・

そこで不足分の月額6万円をアルバイトで得るよりも、体が動かなくなった場合を想定して6万円を削る方法を考えました。

2年間かけてで16万円で生活が出来るように改善する計画をたてました。

身近な所ではスマホ2台を格安に変えて月1万円の年間12万円の節約、5年間で60万円。

生活習慣病改善のため禁酒月1万円節約で健康を取り戻す。

5年間で60万円。工夫の結果、現在楽に16万円で生活が可能となりました。

昭和スタイルの生活で、面白いです。

ここまでの節約で特に不満は出ていません。2万円の持ち出しは、預貯金からで年間30万円程で済んでしまいます。

65歳まで30カ月で約100万円を予算化。

その結果、退職金をやりくりしながら車旅が実現できています。自分の場合は、車の運転で周りに迷惑を掛けない70才が安全限界としました。

70才までの6年間、車旅予算100万円を充当してもよいかもしれません。もちろん車は経費節減と利便さから税金4000円の中古軽バンを用意しました。

おすすめの参考図書です。

定年を迎える前に読んだ本で老後の計画作成に役立ちました。

また、定年後に改めて読み直してみると、その通りだったり、もっと良い方法があったりして、あらためて確認ができました。


以下におすすめの6冊の本を紹介いたします、安いのでkindle版はお徳です。

定年前に読まないと損する本なので、購読をおすすめします。

ランクNo.1は「定年までに知らないとヤバイお金の話」です。
この本に付いている「計画表」は実践的です。

定年までに知らないとヤバイお金の話 >こちら

◆50代から「楽しい老後」の準備をはじめなさい 。>こちら

◆老後資金0円からの快適セカンドライフ。>こちら

◆定年退職のリアル: 実際に定年退職してわかったこと >こちら

◆年金に頼らない生き方 60歳から20年、月10万円稼ぐ方法>こちら

◆定年後のリアル >>>こちら

まとめ

「年金生活と車旅は両立するのか」という課題に取り組んできました。

意外とできるものですね。旅も車旅なら宿泊費が不要ですし、大自然の中で楽しめる贅沢な趣味で実益を兼ねています。

これからも、月16万円の年金生活を楽しみながら研究し、ミニマリストでありオフグリッドな生活を目指して参りたいと思います。

読んで頂きまして、ありがとうございました。

ここに記載したデータ類は、2019年1月現在調べたものです。状況により変更や訂正になる場合があります。

tabito(旅人)

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