ひとり旅で出会った山奥のお蕎麦屋さん。
座敷に座るとなんともいえないゆったりとした空間と癒される時間がある。
東北のひとり旅で食べた蕎麦が忘れられない。
ひとり旅で食べるお蕎麦はおいしい

東北のひとり旅が大好きです。
どこに行っても心からのおもてなしがこころの中に染みこんでくるから
そのなかに山奥で出会ったお蕎麦屋さんの思い出があります。
蕎麦街道ともいうべき場所で本物のお蕎麦を出す蕎麦屋が点在するところを通り立ち寄った。
おかわりをぞうぞとおもてなしにテーブルをまわることなど東京ではお目にかからない。
前菜が地元のきくらげなどたっぷりとだしてくれるから、それだけでも貴重なおいしさ。
そしてメインのお蕎麦が振舞われるのです。
おわんに1杯なのに蕎麦がたっぷりと盛られている。
おかわり2杯目でおなかが膨らんだ。
手打ちの蕎麦の香りと口に入った時の素朴な味が忘れられない。
ぼくは、蕎麦をたべるとき、はじめの蕎麦をそのまま食べる。すると蕎麦の本当のおいしさがわかるのです。
そしてつぎは蕎麦に七味をかけてそのまま食べます。蕎麦と七味だけのシンプルな味は食欲をそそります。
それからワサビと蕎麦だけで一口。最後に薬味を入れないそばつゆで頂きます。
しめは、蕎麦湯に刻みネギを入れて味わいます。
旅で食べる蕎麦は一味ちがう

なぜかひとり旅でそば屋に立ち寄るとホットするのです。
そして目の前に運ばれた蕎麦はひとり旅のほど良い疲れを癒してくれるから一味違うのでしょう。
東北には山奥においしい蕎麦が潜んでいます。
山形の蕎麦はどうも好きなのです。
飯豊山の登山口山形の山村にある蕎麦屋、今回の銀山温泉までの途中の蕎麦屋、米沢の上杉神社の近くにある蕎麦屋・・・
車中泊だから出会える場所もある

旅は不思議なのです。
なぜか通り過ぎても引き返すことがあります。気になる場所があるからです。
そして立ち寄ってみると新しい発見があるものです。
引き返してよかったと思えます。
気になったら迷わず立ち寄ることにしています。面倒なのですがそれ以上の出会いがあるから。