東北の山形は、そば王国と呼ばれているほど、そばがおいしい!
そば好きには、たまらないエリアではないでしょうか。
そこで今回は、ひとり車旅の途中で食べた、山奥のお蕎麦屋さん「七兵衛そば」をご紹介!
全国から集まってくるほどの、人気があるそば店です。
そば王国の「七兵衛そば」はどこにある?
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七兵衛そばは、山形県の新庄字年自然子村山線(山形県道36号)の途中、次年子にあります。
次年子は「じねんご」と呼びます。
「次年子」には、様々な由来があると言われています。
その中で最もらしい由来を一つ紹介します。
「雪深い土地なので、冬に生まれた赤ちゃんの出生届は、翌春に出したから、次年子となった」
36号線を車で走っていると、こんな山奥に、そば屋があるのだろうか?
そんな、場所にあります。
以下に地図を掲載しました。
七兵衛そば店までの、公共交通機関はありません。
そのため、基本は車利用になります!
駐車場があるのですが、混雑する時間は、止める場所がないほどです。
「七兵衛そば」は、食べ放題!
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七兵衛そば屋としてオープンしたのは、平成元年とつい最近のこと。
それまでは、そばのおいしさを聞きつけて、やって来た客に出していたようです。
店員さんは、何人かいて、きびきび働いています。
地元のご婦人方だと言います。
七兵衛そばには、ローカル ルールがある?
七兵衛そば店には、暗黙のローカルルールともいうべきものがあります。
初めての方は、知らないことが多いですね。
車で七兵衛そば店に着いたら、初めに店の入り口に入り、番号札をとります。
それから、車を駐車するのが、おすすめです。
理由は、そばにありつけるまで、待たされることになるから、早い方がいいのです。
店員さんから、番号札の番号を呼ばれるまで、外で待ちます。
そして、呼ばれたら、店員さんの案内で指定された席に座り、番号札をテーブルの上に見えるように置きます。
山里の七兵衛そばの店内は、古民家の大広間のようです。
大広間に、長テーブルを並べた「相席」になります。
その空間は、とっても癒されるし、何時間でも、座っていたくなるような座敷です。
手打ちそばのメニューと注文方法が、独特?
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七兵衛そばのメニューは、ありません!
つまり「食べ放題の手打ちもりそば」だけ。
選択肢はありません!
店員さんがテーブルに出した番号をチェックし、以下の4品を並べてくれます。
- そばの入ったお椀
- そばツユ
- 大根の絞り汁
- 地元産、なす・かぶ・わらび一本漬け・きくらげ等の山菜皿
1杯目のそばを、食べ終わるころ、店員さんがやってきます。
「おかわりをぞうぞ!」
と、そばのおかわりを聞いてくれます。
七兵衛そばは、こしがあり、ちょっとごわごわっぽい感じがしますが、絶品!
大根の絞り汁の器に、そばツユを入れて、食べます。
大根の絞り汁は、ピリッと辛めなので、そばのおいしさが、たまりません!
ぼくは、お代わり2杯、合計3杯食べたら、お腹がいっぱい!
さらに、店員さんが、やってきて、
「おかわりをぞうぞ!」
と、おかわりを聞いてくれますが・・・
そばのおかわりは、何杯でも自由ですが、もう限界・・・
「もうお腹いっぱいで、おわりです!」というと、
店員さんは、そば湯をテーブルにもってきてくれます。
そば湯を味わったら、番号札をレジまでもっていき、精算します。
旅先で食べる蕎麦は一味ちがう!
なぜかひとり車旅では、そば屋に立ち寄ると気持ちがホットするのです。
そして目の前に運ばれた蕎麦は、ひとり旅のほど良い疲れを癒してくれるから一味違うのでしょう。
東北には山奥においしい蕎麦が潜んでいます。
山形の蕎麦はどうも好きなのです。
そば王国山形「七兵衛そば」ご紹介(まとめ)
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七兵衛そばには、山里の生活から生まれた、伝統のそばづくりの味が生きています!
手打ちの蕎麦の香りと、口に運んだ時の素朴な味が、いまでも忘れられません。
蕎麦街道ともいうべき場所で、本物のお蕎麦を出す蕎麦屋が点在するところを通り立ち寄った。
「おかわりをどうぞ!」と、店員さんがテーブルをまわるおもてなし。
東京では、めったにお目にかからない。
前菜が地元のきくらげなど、たっぷりとだしてくれるから、それだけでも貴重なおいしさ。
おわんに1杯なのに蕎麦がたっぷりと盛られている。
ぼくは、蕎麦をたべるとき、はじめの蕎麦をそのまま食べる。
すると蕎麦の本当のおいしさがわかるのです。
そしてつぎは、蕎麦に七味をかけてそのまま食べます。
蕎麦と七味だけの、シンプルな味は食欲をそそります。
それから、ワサビと蕎麦だけで一口。
最後に薬味を入れないそばつゆで頂きます。
しめは、蕎麦湯に刻みネギを入れて味わいます。