車中泊で使うガスバーナーでは定番のSOTOの「ST-310」には操作性での課題が3つあります。
そこで、これらの使いにくいデメリットを快適に使えるように改善するグッズを紹介します。
SOTO ST-310の使い勝手がとってよくなります。
車中泊用バーナーSOTO「ST-310」の操作性の課題とは?
SOTOのバーナーST310はカセットコンロのガス缶が使えて、しかも火力が強く、氷点下の低温でも炎が安定していて、五徳も大きいから鍋もOKという多数のメリットを備えた名機です。
ところが使ってみてわかるのですが、構造上からどうしても使いにくいところが以下の3つあります。
- バーナーの点火がしにくい
- バーナーの火力調整がしにくい
- バーナーの足が熱くなる
どのように使い勝手が良くないのか順番に説明します。
(1)バーナーの点火がしにくい
ST-310の点火ボタンは、写真の矢印のところにあり押ししくいのです。
バーナーを持ち上げてから、点火ボタンをおしていましたが、それも面倒に。
そのため、点火用のライターを使っていました。
SOTOのトーチで、強風でもしっかり点火するので便利です。ガスは補充できるので使い捨てライターとは違います。
(2)バーナーの火力調整がしにくい
火力を調整するつまみが針金タイプになっています。
折りたたんだときに、コンパクトにするためではないかと思います。
とは言えダイアルタイプとは違い、回しにくいのがネック。
この点では、イワタニのバーナーがダントツに便利です。
イワタニのバーナーは、点火ボタンと火力調整ツマミの周辺は、広く空いているので使い易さでは一歩上ですね。
イワタニのネックは五徳が小さいことと、火力が氷点下近辺の低温で不安定になること。
(3)バーナーの足が熱くなる
ST-310の特徴のひとつに、五徳が大きく使いやすいことです。
しかし問題点は、五徳の足がとても熱くなることです。
それも、足の下の方まで熱くなるので、再着火する時などに狭い点火ボタンや調整ツマミに手が触れると、かなり熱い思いをします。
バーナー「ST-310」の操作性が快適になる使い方
SOTOのST310バーナーの問題点を3つ説明しました。
そこで、操作性の3つの課題が全部解消する使い方がありまます。
それはSOTO ST-310専用のアイテムを使うことです。
「ST-310専用アシスト3点セット」
「ST-310専用アシスト3点セット」と呼ばれるグッズがあります。
点火レバー・火力調整ノブ・シリコンチューブの3点セットで、ST-310のデメリットを改善する便利なアイテムです。
- 点火レバー
- 火力調節用ノブ
- 耐熱シリコンチューブ
の3点セットで、まさにデメリットを快適にカバーしてくれるグッズだと言えます。
(1)点火アシストレバーのメリット
点火アシストレバーは、ST-310の点火の操作性を劇的に改善してくれます。
ST310は使用すると五徳部が熱を持つことから、もう一度着火ボタンを使用する場合には手が五徳に触れ火傷の危険があります。
そのため、点火アシストレバーがあると点火がワンタッチになり安全性が向上します。
(2)火力調節用ノブのメリット
つまみを回すタイプなので火力調整の操作がとてもラクになります。
ST-310の火力を弱火にしようとつまみを最小すると、火が消えてしまうことがあります。火力の微視調整がうまくいかなおためです。
専用ノブを使うと火力調節がスムーズになり微調整ができるようになります。
(3)耐熱シリコンチューブのメリット
耐熱シリコンチューブはST-310の脚に取付けます。
目的は「ゴトクのすべり止め」「熱いゴトクのカバー」のためです。
耐熱シリコンチューブは耐熱温度が-60~200℃です。ゴトクのスベリ止めと伝導熱をカバーするため安全性が高まります。
SOTO用アシスト3点セットの仕様
- 点火アシストレバー:材質:合金 重量:26g サイズ:4.5×3.5cm
- 火力調節用ノブ:外径:1.7cm 長さ:2.3cm 重量:11g 付属品:六角レンチx1。
- 耐熱シリコンチューブ:φ4-φ7×125mmカット済み4本、耐熱温度:-60~200℃
「ST-310専用アシスト2点セット」
五徳用の耐熱シリコンチューブが不要な方には、点火レバーと火力調整ノブの2点セットがあります。
参考:SOTO-ST-310とイワタニ CB-JCBのバーナー
SOTO「ST-310」のデメリット改善のまとめ
SOTO「ST-310」は火力も低温でも、ガスが最後までしっかり使える性能をもっています。
ぼくもずっと愛用していますが、手放せません。
しかし、デメリットもありそれを解消するアイテムはST-310をさらに使いやすくしてくれるのでお勧めです。