(最終更新:2020年4月16日)
軽バンで車中泊をしながら車旅をする魅力にはまり、年々人気となっています。最大の面白さは自分の好きなようにオリジナルな自作ができることです。
軽バンを使う場合に大切な3つのポイントを中心に改造方法と楽しみ方を紹介します。
ポイント1:軽バンの特徴
ポイント2:シンプルな改造方法
ポイント3:軽バンで車中泊を楽しむ方法
ポイント1:軽バンの特徴
軽バンは軽自動車なのですが、貨物車です。だから乗タイプとは違って余分な装備は一切ついていないシンプルな車です。
排気量660㏄と小さいので大型車の様に高速道路を飛ばすわけにはいきませんが、町中や下道をはりるのは得意です。特に小回りが利いて乗りやすく小型の車体とあいまって運転しやすく研究されています。
荷物は350Kgまで積むことができます。そこまで積むと限界なので余裕をもって200kg位に仕上げています。
最大のポイントは、フルフラットな床になることです。これはとても大事なことで車中泊の命となるのです。
写真の様にフルフラットなら快適に車中泊ができます。
ポイント2:シンプルな改造方法
床の改造
軽バンは最初からフルフラットな床を持っているので改造がシンプルです。床に角材で枠をつくりそこにコンパネを載せて作る方法が一般的です。
この車ではもっとシンプルにしました。
床の上に段ボールを敷いて断熱と凹凸の影響をおさえます。その上に厚手の銀マットをしいてさらに断熱をします。
床用のビニールシートを切って載せるだけです。
使わない時はぐるぐると巻いて後部の荷物室に首脳します。すると郷部座席がいつでも使えるようになります。
テーブルと棚の改造
好き好きで自分の好みに合ったように自作するか、家庭用のミニテーブルをおくのがとても使い易いです。
下の写真は、もっとシンプルに自宅のミニテーブルを置いて止めただけです。
このスタイルが食事やPCなどを使う時に一番シンプルで便利でした。
使い終わったら足を畳んで床に置いてその上に荷物が置けるので一石二鳥です。
棚は突っ張り棚(4000円)を買ってきて軽バンの天井に取り付けただけのシンプルな作りです。このメリットは突っ張るので車体をロールバーの様に強度を保つ事ができるのです。
悪路でも車体がきしむ音が出なくなりました。
目隠しの改造
100均でカーテンを買って取り付けただけですが、十分な遮光とプライバシーが確保できます。カーテン用のレールは結束バンドで窓上に止めています。
ポイント3:軽バンで車中泊を楽しむ方法
軽バンで車旅をする場合は、なるべく軽くて、すいすい走り、かつ軽量な車をつくることです。。
◆軽量で必要最低限の装備
積載物のシンプル化 計40kg
軽バンの既定の積載量は2名乗車時で350㎏までです。
シンプルにした軽バンに積み込んだ装備は以下の通りで合計40kg程度と軽くまとめています。
- ソーラーパネル50w2枚とバッテリー20Ah2台 18㎏ 計35,000円
- ソーラー用ベースキャリア 6㎏ ヤフオクで4,000円
- 内装用角材 1×4,2×4 3本 3㎏ 950円
- 突っ張りラック 1,3kg 3,650円
- 床材(ビニールシート、銀マット、段ボール) 3㎏ 2,500円
- クーラーボックス 3㎏ 無料(釣りの流用 12,000円分)
- 寝袋+クッカー+マット2枚+バーナー2台 他 3.5㎏
- その他 扇風機2台、USBソケット、トレー等 2㎏ 3,500円 合計 39.8㎏ 金額合計 60,000円
生活用の着替えや水、食料・お酒等を積むことになります。少して多めに見ても約50㎏ほどを見積もります。
軽量化のメリット
(1)燃費は長距離で14㎞/L。街中12~13㎞/L
(2)低速トルクが大きい。
(3)床が広く隅々まで使える。(セミダブルの広さ)
軽量化のデメリット
(1)軽く、強風の高速道路では流される。
(2)キャンピングカーとしての見栄えが貧弱。
(3)貨物のサスペンションは硬く乗り心地は無視。
軽バンで行く、東京~青森「総経費22,670円」日帰り温泉の旅
旅の原点に戻ってみる
よ~く考えると、旅で必要なものってなんだろうか・・・
原点に立ち戻りました。
車旅の断捨離をする
実際に使ったものだけ残しました。すごくシンプルです。コッヘル、バーナー、箸、スプーン、キッチンはさみ、マット、寝袋、水筒。
軽バンの両サイドに作った棚は撤去、自作テーブルを撤去。結果、広々とした空間だけが残りました。
雨露をしのげて、寝てお湯が沸かせればOKなのです。
偉人達はシンプルであった
相対性理論で有名なアインシュタイン博士。とても旅が好きだったようです。旅の途中が好きで、目的地を目指す旅ではなかったようです。
スニーカーとTシャツ1枚、ノート、カメラ1台というシンプルないで立ちで旅するのです。特に海が見えるコッテージでぼんやりと海を眺めて過ごすのを好んだようです。
多くの人々を救い1979年ノーベル平和賞を受賞したマザーテレサが持っていたものは、履き古したサンダルとボロボロのバックと着古したサリーだったと言われています。
シンプルであればこそ、大自然を感じることができる
物が多いと、物を管理するために保管・収納をしたり留守時間が採られて、物に支配されているように感じます。
必要最低限、あるいは不足気味の方が自由で楽しく過ごせることを体験しました。シンプルであればこそ、大自然に活かされていることに気づいてきます。
シンプルな旅を楽しむ
今年も、持ち物は必要最低限にして旅そのものを楽しむことを目指します。
何にも持っていない旅は、面白いかもしれない。
◆まとめ
このシンプルな装備で青森~東京~九州と全国を走りました。当ブログのなかでも紹介しています。
tabito(旅人)