(最終更新:2020年2月28日)
車中泊用マットは快適な睡眠が重要
車中泊でもっとも悩むことのひとつに、
いかに快適に眠るかという問題です。
車内のデコボコの床で、
一つあれば解決するマットが欲しい。
マットを敷けばでこぼこがフラットになり
暖かくても背中の汗で蒸れない、
そんな車中泊に適した快適なマットを紹介します。
タフで快適なマット
こんなマットがあります。
氷点下の岩場でも使えパンクしないタフなマットです。

場所を選ばず快適な睡眠
男くさいと思われがちな登山です。
実は、登山用マットに快適になる秘密が隠されているのです。
岩場で使えるマットなので車中泊が快適
本格的な登山からキャンプまで、
幅広く快適に使えるマットなのです。

サーマレストはとてもタフで
どそんな場面でも
安心して車内で快適に使えるグローバルブランドです。
使い勝手が良い
当初登山用として利用したサーマレストのマットですが、
とても快適です。
車中泊ですでに5年が経過しました。
その感想を書きたいと思います。
ここの「快適さ」が人気のポイント
サーマレストのマットは
頑丈で保温性能が高く軽いのが特徴です。
発砲素材が使われていて、
セル(細胞)構造を持っています。
素材の構造が全く違う
セルの構造は
オープンセル構造とクローズドセル構造の
二つの構造に分類されます。
オープンセル構造
例えば小さな発砲体の一つを卵に例えると、
殻が網で出来ていて中がスカスカの状態の発砲素材を
オープンセルと言います。
クローズドセル構造
逆に殻が壁で包まれていて
中がクローズしているのがクローズドセルと言います。
クローズドセル構造は丈夫で
保温性能が高い特徴があるため、
紹介するマットは、この素材を使っています。
おすすめのマット2種類

1.ロール収納式マット
■サーマレスト リッジレスト ソーライト レギュラー
サーマレスト リッジレスト ソーライト レギュラーは、
ぐるぐる巻いて収納する
ロール収納式のクローズドセル・マットレスです。
温かく温められた空気が表面の凹凸に閉じ込めて
温かさを保つ構造になっていて快適なのです。
オールシーズン利用可能
軽丈夫な「ソーライト」は、
厳冬期を以外の初春から初冬まで
カバーしています。
車中泊はもちろん、
キャンプから登山まで快適な幅広い利用が
可能となっています。
マットの仕様
サイズ | S | R | L |
カラー | シルバー/セージ | シルバー/セージ | シルバー/セージ |
大きさ | 51×122cm | 51×183cm | 63×196cm |
材質 | 架橋ポリエチレン | 架橋ポリエチレン | 架橋ポリエチレン |
厚さ | 1.5cm | 1.5cm | 1.5cm |
収納サイズ | 51×17cm | 51×20cm | 63×22cm |
R値* | 2.8 | 2.8 | 2.8 |
生産国 | Made in USA | Made in USA | Made in USA |


マットはロール状に収納が出来るので、
車内の棚にも簡単に収納が出来ます。
クッションとして利用可能
マットを床に敷くと
暖かく快適で床の凹凸も気になりません。
また、車外で地面に敷いたり
イス替わりや荷物置き場にも使えます。
低温で厳しい車中泊では、
アルミ蒸着面を表にすると
暖かく快適に過ごすことが出来ます。
水で簡単に洗えて速乾
車中泊をしていると汚れます。
遠慮なく汚れたら水でジャブジャブ洗うことができます。
2.折りたたみ収納式マット
サーマレスト Zライト ソルは、
折りたたみ収納式のマットです。

サーマレスト Zライト ソル
アコーディオンのように
折りたたんで収納できるタイプのマットなので
車中泊でごちゃごちゃする車内では
重宝します。
3シーズンで威力
季節はオールシーズンですが
寒くなる晩秋から初冬、冬から春にかけての
3シーズンの車中泊で快適な性能の威力を発揮します。
断熱効果が20%アップ
表側にアルミ蒸着なしのモデルと
比較すると
断熱性が20%も向上しています。
素早く設定できる。
折りたたみ式マットは
狭い車中泊の車内で広げるのも
収納するのも素早くできます。
短い休憩の時にマットを、
さっと出して使用できるので便利です。
マットには凹凸が上手く配置されていて、
折りたたんでも分厚くならない構造で
軽く快適なのが特徴です。
マットの仕様
サイズ | S | R |
カラー | シルバー/レモン | シルバー/レモン |
大きさ | 51×130cm | 51×183cm |
重量 | 290g | 410g |
厚さ | 2cm | 2cm |
収納サイズ | 51×10×14cm | 51×13×14cm |
R値 | 2.6 | 2.6 |
生産国 | Made in USA | Made in USA |
Zライト ソルは、
この様に素早く折りたため収納も楽です。
折り畳めば、
腰掛としても使えます。
車中泊では、
この上にシュラフで寝ますが
車の床の凹凸は気になりません。
寝ると背中が暖かく快適に感じます。
R値について(参考)
知っていると、マットを選ぶときに比較できます。
R値(熱抵抗値)は、
部位の熱の通りづらさを表す数値で範囲は1~10です。
単位は(㎡K/W)になります。
家屋で使う高性能の断熱材のロックウールは、
厚さ10センチでR2.6です。
Zライト ソルは厚さ2センチでR2.6 で、
リッジレスト ソーライトは厚さ1.5センチでR2.8と
さらに断熱効果が高くなっています。
4年間の使用での感想
マットは2つ持っています。
車中泊では、2枚重ねて使う事もあります。
2人で使う事もありました。
丈夫でタフです。
4年間、車中泊で使いましたが、
マットに切れや穴が空いたりした形跡はありません。
真夏の車中泊ではマットの凹凸により、
汗で蒸れませんので快適です。
ベタベタしません。
本当に丈夫な素材と軽さのマットです。
氷点下のキャンプや車中泊では、
冷気が抑えられて快適な安眠ができました。
ロール型収納のリッジレスト ソーライトは、
Zライトソルよりも嵩張りますが、
保温性はR2.8とロックウール10センチより断熱効果があります。
車中泊では氷点下もある。
実際に外気温5℃位で外のコンクリートの上に
マットを敷いて仰向けに寝てみました。
背中が暖かく快適に感じます。

車中泊では、
車体の床からの冷気や金属が冷えていることから、
車内でも冷たいのです。
このマットを1枚敷いただけで
環境はガラッとかわります。
車中泊やドライブに一つあると便利なマットです。
災害時にも役に立ちます。
追記:2019年5月27日
真夏に使用例 2018年7月下旬
真夏の東北で車中泊の旅で使いました。

外気温は35℃を超える山形県酒田の道の駅あづみ。
真夏の車中泊では、このマット快適です。
凹凸があるので、体との間に空気の層ができて汗でべとべとしません。快適です。
真冬の使用例 2019年2月
2月はかなり寒い日が続きました。車旅で茨城県の袋田の滝の帰りに道の駅常陸大宮で車中泊しました。この登山用マットは活躍しました。

夜ー3.8℃まで急降下。「放射冷却」が重なり、突如低気温になったのです。

車中泊は、マットが座布団にもなりおかげで暖かく快適に過ごせました。
追記:2019年6月14日
コンパクトカーにリッジレスト ソーライト レギュラーを設定してみました。車種はトヨタパッソ1000㏄です。

助手席を前方に押し出して倒します。後部座席を倒してフラットにすると、多少床面に凹凸が出ます。
そこにリッジレスト ソーライト レギュラーを敷いてみました。サイズが丁度ピッタリで、違和感なく寝る事ができました。

軽バンのように広くはなくとも、コンパクトカーでこのリッジレスト ソーライト レギュラーを利用することで快適な車中泊ができました。
【車中泊で便利なグッズをご紹介】
まとめ
あたりまえですが、
なかなかこのようなマットには出会えません。
参考にして快適な車中泊を楽しんでください。
tabito(旅人)