2年間車中泊で使った軽バンは2万キロを走行し104,000㎞になりました。車両を点検することにしました。全ての装備を外してチェックをしました。作り込みをしていないので、約1時間で全ての装備を外し、まっさらになった軽バンを紹介します。
車中泊で2万キロ走った軽バンを点検する。
2万キロも走ると、どこかに気が付かない異常がはっせいしているかも知れません。車検もあるのでついでに全てを外して点検してみました。
ソーラーパネル、バッテリーを外す。
ソーラーパネルとキャリア
ルーフからソーラーパネルを外しました。ルーフキャリアに取り付けたソーラーパネルは、ネジ類をステンレスで統一したので、錆は全くありません。
パネルを固定している鉄のLアングルが多少錆びていました。取付ネジの緩みは多少ありました。ネジが脱落したら大事故になるため、しっかりと固定する事と、脱落防止用に自己融着テープを巻いておきます。
ソーラー用バッテリーと配線
ここが問題でした。ソーラーパネルからコントローラーまでは異常はありませんでした。コントローラーからシールドバッテリーへつないだ配線に問題がありました。
バッテリーのマイナス端子にかなりの緑青がついていました。そこに配線しておいた線が断線寸前に細くなっていました。
ほっておくと火災や不具合が生じる原因となります。バッテリーの端子を掃除して緑青を取り、配線を新しいものに交換しました。
内部の棚を全て外す。
内部の天井と後部に取り付けた棚を全て外しました。棚は、小さな万力で固定しているので、簡単に外せます。
天井は、井桁に組んだ棚を外します。木ネジで押さえているだけで、車体にはボルトで固定はしていません。
奥には突っ張り棚があります。これは本当によく耐えてくれました。微動だにしないのです。車体の一部になった感じで、ぎしぎし音が無くなりました。しっかりと抑えてくれたようです。
この枠はしっかりと固定されていました。2万キロの道を走っても緩むことなく固定されていました。
扇風機や照明を外す。
USB化した室内の電装類は、USBコネクターを外すだけで簡単に取れます。固定は全て100均の結束バンドなので切るだけです。
電装品等は、これだけのシンプル装備です。
カーテンを外して洗濯する。
100均のカーテンを外して洗濯しました。かなり汚れていて真っ黒です。これでは車中泊するので健康にも良くないのです。
窓の網戸を全部交換する。
プラダンで枠取りして網戸のアミを挟んで作った、窓用の網戸を外しました。100均の壁紙で貼りつけたので、外したらのりが取れずにベトベトしました。
車内が高温になるので、それで劣化してのだと思います。高価な両面テープで張ったところは、のりの後もつかずにすんなりと剥がせました。
床材を全て交換する。
軽バンの床は、フラットです。ご覧の通り突起はありません。1カ所だけ、シートベルトのソケットを床下に収納するので、少しだけ出っ張りがあります。
2年間段ボールだけで、問題はありませんでした。ビニールの床材は1000円程度なので、全部交換しました。
軽バンの本来の姿です。
全てを取り外した車内の様子です。すっぴんでちょっと恥ずかしい感じです!
窓も結構大きくて、両サイドのドアが開きます。すべて手動です。
荷物を積むトラック仕様なので、床は頑丈に作ってあります。中央の出っ張りは、シートベルトと後部座席の固定フックです。
シートベルト用のソケットは床下に収納されるので、影響はないのですが、ボルトがほんの少し出っ張ります。
天井は愛ルーフなので高いです。夏は風さえ入れば意外と涼しいのです。
まだ車検があるので、このままです。
完成予想はこんな感じです。
この写真は、外す前の様子です。
まとめ
車両点検をしてみて、ボルトの緩みや錆などが確認できたことは良かったとおもいます。
特にソーラーとバッテリー部分の配線は、こまめな点検が必要だと感じました。火災になったら大変ですから、十分なメンテをしましょう。
点検の報告でした。
tabito(旅人)