車中泊をこれから始めるときに食事でどんな調理器具を使うか迷っていませんか?
日本縦断の車中泊をしていて最後まで残った調理器具があります。
今回は、車中泊で実用的で便利に使える「クッカー」について紹介します。
車中泊は1400ccクッカーがおすすめ!
車中泊を始めたころは、調理器具をかなり車に積んで楽しんだものです。
鉄鍋、フライパン、カセットコンロ、お玉、包丁、スプーン数本、お箸、まな板、調味料セット、キッチンハサミなど、数えたらきりがありません。
これらを大きなプラケースに収納して車中泊に出かけていました。
なんどか車中泊を経験していくうちに、大量に積んだ調理器具を使ったのは興味本位で1回程度・・・
それ以降はプラケースに入ったままになりました。
その理由は、「面倒だから」です。
初めての時は物珍しさもあり、面倒でも楽しいから使ったというのが本音。
しかし、車中泊になれ遠くまで日数をかけて移動すると、どんどん調理器具は淘汰されていきました。
最後までよく使ったのはシンプルなクッカーと抜群な切切れ味でタフなキッチンバサミです。
長時間の運転したあとの夕食は面倒だと嫌になるものです。
なるべく簡単に使えて、収納できる調理器具が残ったことは便利だからです。
おすすめは、シンプルでタフなクッカー
ぼくが使っているクッカーは、アルミ製のシンプルな1400㏄の本体と500㏄のフタがセットになっています。
1400ccクッカーの便利な使い方とメリット
車中泊でクッカーは万能です。
実はクッカー本体についているフタもまたいろいろ使えるから便利です。
例えば、フライパンとして使えば目玉焼きやお肉も焼けます。
料理をのせるお皿やみそ汁のおわんとしても使うことができました。
クッカーの本体の容量は1400㏄と大きめです。
だからカップ麺2人分のお湯を沸かすには十分な容量です。
カップ麺に使うお湯は、カップ型なら300㏄~350㏄、どんぶり型なら400~500㏄。
つまり、クッカーのフタ(500㏄)だけでもカップ麺のお湯を沸かすには十分なのです。
クッカーの容量は1,400㏄あれば、1~2人旅ならこれ一つで間に合います。
お湯がたっぷり沸してあったかい味噌汁を作ったり、ご飯なら1合がゆとりで炊けます。
アルミアルマイト加工なのでタフなのは当然ですが、熱伝導がよいから意外とお湯の沸騰も若干早い気が・・・。
なによりもアルマイトは煮炊きして焼き付いたことがありません。
価格が高いですが一生使えるクッカーだから、
時を重ねるごとに味わいが出てきて愛着も増して、いまでは手放せません!
このスノーピーク(snow peak) トレック 1400 SCS-009は大人気だから品薄になることもあり手に入れるのが結構難しいです。
チタン製、ステンレス製も十分使えますが、熱伝導を考慮するなら、おすすめはアルミ製です。見た目が同じなので、間違わないようにしてくださいね。
10年間使っているクッカーの魅力とは?
車中泊の旅では、そんなに目立たない存在のクッカーです。
しかし、日々のご飯を提供してくれるのだから目立たない割には大活躍!
朝のお湯沸かし、昼のカップ麺のお湯やコーヒ-を作る、夜のご飯・料理作り、お湯割り・・・
実は、クッカーがないと車中泊も成り立たなくなるほど、重要な役割のグッズだったのです。
ぼくのクッカーは10年間もいっしょに旅をしています。
クッカーは旅の中で、海を眺めたり、山を眺めたり、おつまみの皿になったり、フタはフライパンになって目玉焼きやウインナーを焼いてくれたり、マグカップになったり、水をくんできたり・・・
いろいろ活躍してきました。
シンプルだからこそ、なににでも使える魅力があるのだと思う。
もう10年という月日が流れたのですが、いたってタフで現役です。
車中泊はシンプルなクッカーがおすすめ(まとめ)
クッカーと車中泊の旅はまだまだ続けたいと思っています。
クッカーが一つだけだと、なんかワクワク・ドキドキするのです。
理由は、クッカーが車中泊の食事を魅力的にしてくれるから。
クッカーで炊いたご飯を大自然を目の前に眺めながら食べると、素のおいしさは絶品に!
値段は高ですが、いいクッカーを一つ用意すれば、車中泊の楽しみが100倍魅力的に変わります。
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