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車の水没で知っておきたい自動車保険の補償範囲

車中泊の情報
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2018年西日本で水害があったり、2019年は台風15号、19号と東日本を始め大きな自然災害に遭遇しました。

いまでも被災された方は大変な復興の状況の最中だと思います。

そこで目にするのが生活の命ともいえる自動車が水没するシーンを数多く見る事です。

大切な自家用車が水没するのをテレビで映し出されるたびに、心が痛みます。

自動車が水没した時に自動車保険が適用されるのかを調べてみました。

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車の水没は「車両保険」で補償

台風や高潮、堤防の決壊などが原因で「洪水」が発生し、それによって自動車が水没した場合は「車両保険」の補償範囲となります。

車両保険の2つのタイプ

一般的に保険会社では車両保険の種類に「一般タイプ」と「エコノミータイプ(車対車+A)」の2種類があります。

「洪水」による車の水没は、この2種類のどちらでも補償されます。

水没で全損の時は、車両保険金の全額が支払われます。

「全損」とは、例えば、自動車が水没して電気系統が壊れて修理ができない時や、エンジン内に泥や海水・水が入り修理ができないと判断された場合などがそれにあたります。

その場合は、車両保険に加入した時の車両保険金の全額が保険会社から支払われます。

水没の場合、自動車保険の等級は「1等級ダウン事故」として扱われます。

通常、人身事故や物損事故では自動車保険を使うと、次回更新時の等級が3等級下がる「3等級ダウン事故」として扱われます。

しかし、水没では「1等級ダウン事故」となります。


以上は、水没の時ですが、それでは「地震」ではどうなるのか調べました。

地震により発生した津波での水没は対象外です。

津波が原因の水没は自動車保険で補償されませんのでご注意ください。

また、火山の噴火が原因で津波が起きて自動車が水没した場合も補償されません。基本的には、「地震」、「噴火」、「津波」が原因の損害は保険会社の「免責事項」としているためです。


地震には「地震保険」があります。

地震保険は、以下の引用の通り「地震保険法」により定められています。

地震保険法 第一条
この法律は、保険会社等が負う地震保険責任を政府が再保険することにより、地震保険の普及を図り、もつて地震等による被災者の生活の安定に寄与することを目的とする。

地震による被害では「地震保険」があり、国と民間が共同で行う補償制度です。再建費用等の補填という位置付けなのです。

公的な補償となるので、どの保険会社でも地震保険の補償内容や保険料は一緒で、競争原理が働かない公共的な仕組みになっています。

地震保険では、自動車は対象外なのです。

自動車が地震が原因の火災で燃えた場合、地震保険では補償対象外です。また、自動車保険(車両保険)でも基本的には補償の対象外になっています。

ついでですが、マンションにおいて地震が原因で、「水道管が破裂し階下に被害を与えた」場合や「地震が原因で他人に損害を与えた」場合でも「火災保険や地震保険」の補償の対象外となります。

地震保険お位置づけは、再建費用等の補填であり、火災保険など他の損害保険とは違い、実際の損害を補償するものではないのです。

地震保険法(第一条)にあるとおり“被災した人々の生活の安定に寄与する”ことを目的にできた制度です。

建物を建て直すための費用を補償する保険ではない点に注意が必要です。

地震による場合は、特別な補償となります。

まとめ

■台風や高潮、堤防の決壊などが原因で「洪水」が発生し車が水没した場合は「車両保険」の補償範囲となります。

■水没の場合は、「1等級ダウン事故」として扱われます。

今後、どこでも起きる可能性がある自然災害です。自動車保険では「車両保険」にも加入しておくことをおすすめいたします。

tabito(旅人)

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