旅の途中で見つけた古墳に立ち寄りました。実は、通り過ぎようとしたのですが、どうしても気になりUターンして立寄りました。この人里離れた場所に、近代的な博物館がそびえ立っていたのです。
(投稿:2018年12月16日、更新:2019年8月4日)
300を超える古墳が点在。
そこは標高50m~80mの広大な台地で、古墳が300程が点在しています。
さかのぼること1,700年程前の4世紀前半から7世紀前半ごろに出来たのです。
原っぱに座ってボ~っと眺めていると、時を超えて我々の祖先に会えるような気がします。タイムトラベルが始まります・・・
古墳群のある場所
宮崎県立西都原考古博物館
宮崎県西都市大字三宅字西都原西5670番 TEL0983-41-0041
http://saito-muse.pref.miyazaki.jp/
まずは知識を得るために、西都原考古博物館を訪問しました。素晴らしい建造物で入館料は無料です。
3Fにレストランがありワンコインでランチがいただけます。
受付で資料を頂くと、とても親切に博物館の見学の仕方を教えてくれました。エントランスから少し入ると、そこは古代へタイムスリップする入口です。
果てしない宇宙の営みと人類の歴史を肌で感じます。施設職員の方々が詳細な説明と案内を申し出て頂きました。うれしいサービスです。
地下式横穴墓(ちかしき よこあなぼ)
ここの古墳の特徴を職員の方が説明してくれました。それによると「古墳の作り方の特徴は、はじめに地面に縦に穴を掘ります。
竪穴の底から横方向に穴を掘ります。その奥にお墓のスペースを作り、そこに死者を葬ります。
地域性の強い古墳
古墳時代(5世紀〜6世紀)に宮崎県南部から鹿児島県東部に作られた「地域性の強い古墳です」と説明がありました。
再度、古墳群へ
説明を受けた後にもう一度古墳群を見に広大な原っぱに出てみました。
古墳の一つ一つに意味があり、古墳時代の祖先が間違いなく作ったことに感動します。
1700年後に、自分が見に来ることなど予想もしなかった古代人たち。
どんな人たちだったんだろう。いま会えるのなら、いろいろ教えてほしいことがたくさんあります。
国の特別史跡です。
昭和27年に国の特別史跡の指定を受けている古墳群です。特別な史跡ですから、学術的にも歴史的にも重要な遺跡なんんですね。
なんとレストランがあります。
博物館の3階にレストランがあります。黒米、サラダ、団子汁、おしんこ、デザートが付いて500円でした。古墳をみながら頂くランチは、一味違った味わいでした。
見学のすすめ
歴史や考古学とは全く縁がありませんでしたが、これを機会に興味がわいてきました。
韓国のプサンで国際交流のお手伝いをしたことがあり、考古学博物館にいったことがあります。
その時に見た出土品とここ宮崎県から出たものがよく似ていると感じました。
古代に目を向けてみる事は、これから先に残せる文化を見つめなおす機会となりました。
是非、機械がたらありましら見学をしてみてはいかがでしょうか。
tabito(旅人)