軽バンは商用車なので、荷物車です。3速AT車の2速目のトルクが想像以上に大きく、アウトドアでの使い方を紹介します。
軽バンの3速AT車はめずらしい
平成23年登録の軽バン「三菱クリッパーハイルーフDX」は、古い軽バンです。オートマチックトランスミッションは、3速です。
いまや3速は、あまりないですね。完全に街乗り用の配達車として利用されているから、高速で遠出したりすることは想定していないと思われるのです。
エンジンは軽自動車だから660㏄です。ターボではないノーマルなエンジンでとてもシンプルそのものです。
複雑な装備は一切ない、シンプルそのものなのです。
3速の守備範囲
この軽バンは、東京~九州最南端(佐多岬)、東京~青森、東京~中部等を2万キロ走ったことをもとに1速~3速の範囲はどれ位なのかを記録しました。
1速:0~30㎞/h
2速:20㎞/h~70㎞/h
3速:50㎞/h~120㎞/h
高速での走り
高速で本線に入る時のスピードは助走レーンを70㎞近くまで2速で引っ張れるので、後続車へのもたもたしているという感じはないと感じます。
距離350㎞を高速で連続で走った時は、速度は80㎞~90㎞/hでした。時速80㎞ならば、意外と静かに走れます。もちろんクーラーを付けたままです。
高速道路では、最高120㎞/h程度までは無理なく継続走行できると思います。通常は80㎞での走行が安定していて、音は意外と静かで、ラジオは聞こえます。
2速の実感
特徴は、2速目のトルクです。70㎞/hまで引っ張るのです。坂道で登坂車線がある道に入り速度が落ちたりしたら、2速で60㎞/hまで引っ張ります。
この時の力が大きいのです。200㎏の荷物と3人乗車でも問題なく走れるのです。
もちろん普通車とは馬力が違うので比較にはなりませんが、流れに沿って走ることができる車です。
山道での走り
山道では、普通車の様に一気に遅い車を追い抜くような馬力はありません。しかし、法定速度程度ではゆとりですが、急な上り坂ではトラックと同じに登坂車線を走ります。
燃費は悪い
小型のエンジンをフル回転で回すので、リッター10km~12㎞が実際の燃費です。クーラーを常時オンにしての燃費です。
クーラー を使用しないと、12㎞~14㎞の間が燃費となります
まとめ
軽バンで3速ATで2万キロの車中泊をしてきましたが、この排気量と車内の広さは、使い勝手の良い日本の狭い道にとても似合う車だと感じました。
軽バンで煽られたことは一度もありません。また、競争しようという気力も起きませんので、運転者にとってもストレスフリーな車です。
tabito(旅人)