憧れの軽バンで男一人旅を目指す

(投稿:2018年12月28日、追記:2019年4月2日)

軽バンを自分用に改造して、あこがれの旅に出る。軽バンだからこそ自分で改造するのが面白い。

定年後、男の一人旅は憧れ

仕事をバリバリやってきた男が定年を迎える。仕事という目標が定年と同時に無くなり何か目標を求めたくなるものです。男の場合は群れないから、一人がとても似合います。

1人は気が楽でいいのですが、少し寂しさもあります。だから、まるきり一人で自由という事ではなく、仲間がいても少し距離をおいて疲れない程度の付き合いになってきます。

なにか打ち込めるものが欲しい。定年の2年前からいろいろ探しました。キャンプだったり、釣りだったり、登山だったり、ソロキャンプだったり。道具はいろいろ揃えましたが、現役時代は真似事をするのが精一杯でした。

しかし、何かに挑戦したい、それが男の生き方の様な気がしたし、エネルギーが湧いてくるような気がしたのです。

そんな時、1台の軽自動車キャンピングカーをテレビで見たのです。ご夫婦で日本を回っている光景や温泉を回ったり、老後を楽しんでいる様子で実に生き生きとしていました。

これこそ、描いていた夢だと思いました。日本一周にとても憧れました。

一人車旅がしたくて

現実は高価なキャンピングカーは買えないし、維持も難しいというかできません。女房も一緒に軽自動車で旅行には行きたくないのは目に見えて理解できます。
やはり夢か・・・あきらめようかとも思いました。

しかし、憧れた男の一人旅がやっぱりやってみたいのです。長年しがらみの中で生きて来た仕事人間が、全てから解放されて自由を得て好きなことをやってみたくなります。その一つが車という「相棒」と共にする車旅です。

自分の城を造るのです。どんなボロボロの車でもいい。自分が手直しして乗れればいい。走ればいい。雨露をしのげればいい。目的は1人でいろんなところを旅することです。

自分専用の城を持つことです。

軽バンを選んだ理由

経済的にも可能なのは軽自動車です。その中で最も維持費の安いのが軽バンでした。それも中古で平成27年以前の軽バンです。税金が商用車なので年間4,000円でおさまります。

息子は自分の車を持っているし、もともとあったパッソは女房の足となっていて、とても自由にはなりません。

軽バンを調べました。もっとも人気のあるのは「エブリイワゴン」でした。そして仕事車の定番「ハイゼット」。どちらを選ぶか毎日ネットで調べました。

そして近くの長年付き合っている自動車工場に「車旅をするので車を探してほしい」と提案してもらう事にしたのです。

女房もせっかくここまで働いてきたのだから、協力すると言って50万円用意してくれました。これには感謝しました。

そして、2週間後に勧めてくれたのが想定外の日産クリッパーDXハイルーフバンの3速AT車で走行距離84,000Kmの45万円で車検2年付きの中古車でした。

「エンジンが単純で頑丈だから」が理由でした。納車の連絡があり急いで工場に向かいました。

面会した軽バンは、さすが宅配でガンガン仕事をした車だけあって、エンジンルームはきれいに整備されていてエンジン音は滑らかです。

ドライバーシートは右側が減っていて斜めです。仕事をした証です。

1人の旅には軽バンがぴったり

初めての軽バンに座ってみました。目線が高くけっこう大きい感じでした。途中ガソリンを入れて持ち帰り駐車場へ持っていきました。

このために月7,000円で借りた駐車場です。自宅にもあるのですが、2台で目一杯なので息子の車分の駐車料金を払ってもらう事で了承。なんとかなりました。

それから毎日軽バンとにらめっこです。どの様に改造しようかと毎日設計を考えました。これが実に面白いのです。仕事以来の熱中ぶりとなりました。

実際の後ろのスペースは座席を格納するとフルフラットにまりました。これが勧めてくれた理由の一つでした。なんと落着く空間でしょう。

家のテーブルを置いてみました。座布団を敷いて座ってみたら、書斎です。自分の居場所があり動いて移動できるのです。感動しました。

軽バンでいいじゃないか! 細道も楽々走るし、広すぎず手が届く範囲になんでも置けるし、夢が膨らむ丁度良い空間、それが軽バンでした。

軽バンは寝心地がいい

試しにそのままの状態で2泊の車旅の千葉県房総半島に出かけました。持ち物は寝袋と登山用マット、テーブル、ラジオ、コッヘルとガスバーナーとコップ。食料はビールとカップ麺と乾きもの。

これで海の公園に2晩泊まりました。なんと気持ちいい朝でしょう!
コーヒーを沸かして飲んでみました。ただのインスタントコーヒーなのに、旨い。
カップ麺がごちそうになったのです。朝日が気持ちいい。

こんな大自然を軽バンで楽しめるなんて、この小さな乗り物で実現できたのが夢の様でした。体の底からやる気というかエネルギーが湧き出る思いを、20代以来久しぶりに感じました。生き返ったようでした。

どこでも気軽にいける

そこで考えたのがいかにシンプルにできるかという挑戦でした。いろんなものを一杯つんで旅するのもいいし、最低限の装備で行くのも探検みたいで面白い。

自分は最低限の装備で日本を一周する計画を決心しました。そこから、どんな装備を積んでいくのかと、シンプルな装備を考える日々へと続くのです。

1人旅はなんともいい感じで、時間ができると1泊でも旅に出るようになりました。初めは、千葉県から茨城県の付近で片道100㎞位での旅を経験していきました。

その中で軽バンに相応しい装備や改造などの方向が一つ一つアイデアが浮かんでくるのです。

軽バンの改造

初めて作ったのが天井の板と後ろの荷物置きでした。これだけでも実に楽になりました。運転席と後部座席の間にカーテンで仕切れるようになったのです。

窓にはアルミマットで目隠しを作りました。そして、後部に移動して座ってみると、まさに部屋です。

広いともいえる部屋です。ここで座ると自分の基地になったようでワクワクするのです。

後ろの荷物室に渡したタナは、夜寝るときに荷物が置けて広くなります。足を伸ばして両手を広げて眠れるのです。タナは机にもなりました。

灯かりがいるのでキャンプのランランを置きました、ムード抜群です。車中泊ではランタンの下でお酒を一杯。こらが山小屋の様で寛げるのです。

窓のそのには海が見えるのでさらに別荘の様になります。

夕日をみながら飲むビールは最高です。ラジオから流れる音楽を聴きながらいつしか眠りについていました。自由になったのだと。

この続きは、次回以降で書きたいとおもいます。

追記:2019年4月2日

男はとても難しい事にチャレンジするのが大好きな生き物です。

だから、1人で旅に出るのかもしれません。

恵まれ過ぎた時代だからこそ、極力少ない最小限の道具をもって旅に出る。足りないものは工夫して他のもので間に合わせる。

なんとかしながらの旅は、面白いものです。

今年はミニマルな男の一人旅をワクワクしながら計画しています。

tabito(旅人)

2 Replies to “憧れの軽バンで男一人旅を目指す”

  1. 私の憧れを実現した人が、また一人
    自分事の様に嬉しい反面、妻の協力が獲れない悲しさ
    絶対実現するぞと気合が空回り

    1. 南部の天狗さん、ありがとうございます!
      ここまで長い道のりで、
      なんとか実現にこぎつけました。
      応援しております。

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