車中泊の旅は四季折々の楽しみ方があります。
各地の道の駅では様々なその土地の特産品が並べられていて、見ているだけでもワクワクしてきます。
一方、山の奥まで足をのばすと普段はなかなか見れない春の風景を間近に見たり触れたりすることができます。
車中泊の一つの楽しみ方を紹介します。
車中泊で一歩山奥に足をのばす
道の駅で休憩をとったら、その足で地元の大自然を味わう散策にでかけると、普段は目にしない光景に出会うことがあります。
特に春先には、「すごくきれい!」と感動する光景もあります。
国道から少し脇道に入り、地元の方々が通る道路を走ってみましょう。
特に東北の車中泊の旅では、おいしい春の山菜も目にします。
春の訪れ「ふきのとう」を探す・・・
何といってもふきのとうは春を感じさせる山菜です。
春先に雪の下らか顔をのぞかせるふきのとうは、どんなふうに食べてもおいしいのです。
とくに、その苦みは大人の春の味覚ではないでしょうか。
車を走らせていると、時折黄緑色のつぼみが目にはいってきます。
東北地方に行くと必ず訪れる場所があります。
車を止めて、歩きながらさっき見た黄緑色のつぼみをさがすと、それはふきのとうでした。
ちょっとかわいそうですが、採ってみると、ふきのとうの香りが漂います。
「春だな・・・」と感動する一瞬です。
そこは、地元の方に教えてもらった秘密のポイントです。
ふきのとうの食べ方
いろいろな食べ方があります。
天ぷらにして、塩をふって食べると絶品な味になります。
また、ふきのとうを洗ってゴミを取り、かるく湯通しします。
それから、すり鉢ですり、味噌とみりんを少々入れてかき混ぜると「ふき味噌」が完成。
実にシンプルな拭き味噌ができます。
地元の食堂ではふきのとうの天ぷらが食べられます。
店頭で販売されているふき味噌は、油でいためたり、砂糖を入れたり、と様々な加工をしています。
でも、おいしいのは、シンプルに味噌を入れてつぶして混ぜる方法です。
熱々のご飯にのせて食べると、ふきの苦みが口の中にひろがり、なんともいえない味覚となり大満足になるのです。
いつも立ち寄る蕎麦屋さんでは、春の味覚をたくさん用意してくれます。
めずらしい団子や川魚など、すこし奥まで足をのばさないと食べられないものも見つけることができます。
春の車中泊の注意点
春は昼間はとても暑くなりますが、夜は気温が一気にさがります。
車中泊では、温かく寝る用意をしていくことをおすすめします。思った以上に明け方は気温が下がりますので、注意が必要です。
また、山菜をみつけるのは注意が必要です。
山に入る許可が必要な場所もあるし、最近は「熊」が出没する危険性が増しています。
新型コロナの感染が再び拡大しています。
車中泊の旅では、現地の公式サイトからコロナに関する詳細な情報を集めて事前に確認することと、感染拡大防止対策が重要です。