車中泊やドライブでお湯が欲しくなったことはありませんか?
休憩でのコーヒー、昼のカップ麺、車中泊の夕食や朝食で温かいお湯があれば便利です。
車内でお湯を沸かすアイテムを使えば手軽にお湯が確保できます。
しかし取り扱い方によっては引火ややけど等危険が伴うので正しく使うことが重要です。
当記事では車内で安全なお湯を沸かし方法と注意点を解説します。
車内でお湯を沸かす方法
車内でお湯を沸かすためには以下の4通りの方法があります。
- 電気でお湯を沸かす
- ガスでお湯を沸かす
- 固形燃料でお湯を沸かす
- アルコールでお湯を沸かす
実際に車中泊やドライブで利用した方法なので、どの方法でも車内でお湯が沸かせます。
しかし、それぞれの方法には使い方のメリットとデメリットがあり、正しく使う注意点もあります。
使い方によっては引火ややけどなどの危険性もあることから、正しい使い方でお湯を沸かすことが大切です。
それでは順番に車内でお湯を沸かすアイテムについて解説します。
電気でお湯を沸かす方法
車の電気を利用して「電気ケトルでお湯を沸かす方法」があります。
車で使う電気ケトルの種類は多く、選ぶのに困るほどのアイテムがあります。
電気ケトルタイプ、マグカップタイプ、水筒タイプなど様々です。
この方法では火を使わないので引火やガス中毒などの危険性は無いと言えます。車内でお湯を沸かすアイテムとして安全な方法といえます。
参考にAmazonでベストセラーの電気ケトルをリンクします。
メリット
ガスやアルコールなど引火性の燃料を使わないため安全な方法のひとつです。
簡単にお湯が沸かせるのがメリットです。
電源はDC12V コンセント(旧シガーソケット)を利用するのが一般的です。トラックなどはDC24Vが多いです。電気ケトルが利用する電圧が12V、24Vのどちらを使うのか確認して購入しましょう。
また電気自動車(EV)で電気ケトルを利用する場合は家庭用AC100Vが利用できる車種があります。
この場合、家庭用の電気ポットが利用できる場合があります。電気自動車メーカーで確認しましょう。
電気自動車(EV)で日本車の中には、AC100Vコンセントが利用できる車もありますがまだまだ多いとはいえません。AC100V電源コンセントはメーカーオプションとなっている車種も多いのが現状。
また、車内AC100Vコンセントは最大1500Wまでとなっているのが一般的です。
デメリット
一般的に12Vnoシガーソケットの電気を利用して電気ケルトでお湯を沸かす場合、お湯が沸くまで時間がかかるという点です。
これはAmazonなどで手に入る電気ケトルの口コミをみると20分~50分かかったというコメントもあります。
また、お湯は沸騰100℃にならないこともデメリット。
全てではありませんが、電気ケトルはお湯がぬるいというコメントもありました。
また、電気ケトルで沸かしたお湯の味や臭いが問題というコメントもあります。
使い方の注意点
ガソリン車で停車中にシガーソケットDC12Vを使う時は、エンジンをかけて利用しましょう。
理由は電気ケトルは電力をたくさん使うため、駐車中にエンジンを止めて使うとバッテリーが上がってしまう危険性があるからです。
電気ケトルの説明書をよく読んで正しく使いましょう。
ガスでお湯を沸かす方法
ガスを使う「カセットコンロ」「シングルバーナー」などを使って車内でお湯を沸かす方法です。
コンパクトなカセットコンロや登山やキャンプで使うシングルバーナーでお湯を沸かす方法です。
火を使うことから引火ややけど、一酸化炭素中毒など、取り扱いに注意が必要です。
■シングルバーナーの火力はこちらをご覧ください。➡ 車中泊用おすすめバーナー2台
メリット
お湯が100℃で沸騰するまで早く沸かすことができる点がメリットです。
カセットコンロは、家庭で使っているタイプもありますが、コンパクトなタイプも出ています。どこでも手に入るガス缶を利用するので、コスパもいいし簡単に沸騰したお湯がわかせることです。
五徳も大きいので鍋なども使えるメリットがあります。
一方、シングルバーナーは登山やキャンプ、ツーリング等で使うことを想定しているため、コンパクトに折りたためるアイテムが多いです。専用にガス缶を使うタイプもあるので種類を確認することが大事です。
デメリット
カセットコンロやシングルバーナーはガスを燃焼させて使うため、使い方によっては引火や爆発、やけど、一酸化炭素中毒などの危険性があります。
正しい使い方をメーカーの説明書に従うことが重要です。
使い方の注意点
車の窓を開けて換気を良くして使うことが必須です。
火を使うことから、カセットコンロやシングルバーナーをのせる台は、耐火性が必要です。
アルミ耐熱のテーブルの上で利用するのが一般的です。プラスチックのテーブルでは危険なので避けましょう。
固形燃料でお湯を沸かす方法
固形燃料とは、旅館などの食事で提供される鍋を温める時に使うキュービックの燃料です。
火が付くとボワボワと青白い炎が出てくる燃料です。
この固形燃料を燃焼台に乗せ火をつけて使いお湯を沸かす方法です。
固形燃料セットが人気です。安く手に入り、折りたたむとポケットに入るほどコンパクトな収納が利便性を上げます。
メリット
安価でも火力が得られるので沸騰したお湯が沸かせます。またご飯も炊けるほど火力があるので便利です。
低温下でも使えるメリットがあります。
デメリット
固形燃料は使い切らないと収納できないところがデメリットです。
燃え終わるまで使い切ることです。
使い方の注意点
換気を十分にしましょう。長時間燃えるので取り扱いに注意が必要です。
固形燃料を燃やすストーブをのせる台は、アルミの耐熱性のテーブルが必要です。
アルコールでお湯を沸かす方法
アルコールを使うコンロは、写真の様なタイプとストーブと容器が一体になったタイプがあります。
アルコールストーブと一体になったタイプはまだ知らない方も多いと思うので、以下にAmazonのリンクを置きましたのでご覧ください。強風でも使えるので便利ですが、少し大きいと口コミでコメントがありました。
メリット
低温でも火が付くことです。写真は缶ビールの空き缶で自作してアルコールコンロです。Esbit(エスビット) アウトドア キャンプ ポケットストーブの上にのせて着火して使います。
アルコールコンロのメリットは、お湯が早く沸くことです。またコンロが燃焼する時に音がしないことです。
また、一体型アルコールコンロは風に強い特徴があります。このタイプは
デメリット
アルコールを移し替える場合は専用のボトルに入れる必要があること。ペットボトルは危険です。
昼間は炎が見えにくいこともデメリットす。燃えているのか消えているのかわからない時もあります。
アルコールを手に入れることが難しいこともデメリットです。
使い方の注意点
アルコールを携帯するときは、アルコールに耐える容器で運ぶことが必要です。ペットボトルに入れて運ぶのは危険なのでやめましょう。
アルコールを床にこぼしたりすると引火して火災になる危険もあるので、アルコールコンロに入れる時は車の外で行うことをおすすめします。
車内の換気を十分に行って使用します。
湯沸かしアイテムの選び方
車内でお湯を沸かすアイテムの選び方を3つ説明します。
- 容量
- 沸騰時間
- 燃料
初めに、電気ケトルを使う場合は、どれ位お湯を沸かせるのか「容量」を自分の使い方にあわせて選びましょう。
ガスコンロ、アルコールコンロの場合は、クッカーや鍋をのせてお湯を沸かすことになります。その際、どんな大きさが可能なのかをチェックしましょう。
それからお湯が沸騰するまで、どれ位の時間がかかるのか商品説明書や口コミを見て確認しましょう。
例えば1Lのお湯を沸かすなら、ガスを使ったシングルバーナーやカセットコンロの場合は約3分~6分もあれば沸きます。電気ケトルは沸騰は期待できないようで、20分~50分で90℃当りがめやす。
アルコールや固形燃料を使ったコンロは15分前後で沸騰すると思いますがガスコンロよりは時間がかかります。
一体型アルコールコンロだと800㏄だと約13分というデータがあります。参考にしてください。
車内でお湯を沸かすときの注意点
車内でお湯を沸かす時の注意点をまとめます。
- 走行中にお湯を沸かさない
- 十分な換気を行う
- 熱に注意する
- 引火に注意する
走行中には絶対お湯を沸かさないことをおすすめします。理由は急ブレーキや衝突等のアクシデントでお湯がこぼれる可能性があり危険だからです。
火を使ってお湯を沸かす場合は、必ず車の窓を開けて十分な換気を行いましょう。
火を使うカセットコンロ、シングルバーナー、アルコールコンロは高温になるため、やけどに気を付けましょう。特に五徳や足などは触るとやけどの危険性があるので収納したり移動する時は注意してください。
アルミテーブルなど耐熱テーブルの上で使う様にしましょう。
最後に火を使う場合、周りに引火するものが無いように十分距離をとり使いましょう。
車の中でお湯を沸かす方法(まとめ)
車中泊やドライブの休憩でのコーヒー、昼のカップ麺、車中泊の夕食や朝食で温かいお湯があれば便利です。
車内でお湯を沸かすアイテムを使えば手軽にお湯が確保できます。
しかし取り扱い方によっては引火ややけど等危険が伴うので正しく使いましょう。
車内で安全なお湯を沸かし方法と注意点を解説しました。
【車中泊で便利なグッズをご紹介】