ビジネスの第一線で疲れた心と体。
車中泊の一人旅は、乾いた心に夢と潤いが蘇ってきます。
リタイア後、定年後だからこそ、一人旅に出かけたいものですね。
車中泊ならお金もかからず、自由気ままに好きな場所で好きなように時間を過ごすことができます。
忘れかけていた一人旅のワクワク感
来る日も来る日も、成果に追われた日々。
そんな時代もリタイア・定年退職をむかえると、いつしか遠くに小さく遠ざかっていきます。
燃え尽きた心は、次のなにかを求めて一人旅に出るのです。
「久しぶりに出発を迎えた朝は、ワクワクしている!」
こんな気持ちが戻ってきたのは、リタイアして一人旅の車を手に入れた時から。
その車は、ボロボロの傷だらけの仕事車「軽バン」84,000kmで、日々仕事で走り抜いてきた車。
だから、どこか自分と二重写しになる親友のような旅の相棒なのかもしれません。
車中泊の一人旅なら自由なひと時
車中泊の一人旅は、なにもかも自由で決まりも予算も目標や成果も求められません。
ぼくを乗せてどこまで走っても、文句ひとつ言わない軽バン。軽バンだけが旅の相棒です。
久しぶりにあの青春のワクワク感が体中に広がるのがわかります。
それまでくすんで見えていた都会の景色は、走るごとに山々の木々や海辺の潮風と青い空へと変わり、別世界にスリップしたようです。
なんの制約もないので、かえってそのことがワクワク感を取り戻したかもしれません。
年を忘れて初めての土地に向かって走るのは、最近無かったことです。
バーナーに火をつけて、お湯を沸かしてコーヒーを飲む。
軽バンのバックドアを跳ね上げると、そこは大自然が広がる景色が目に飛び込んでくる。
「あ~、ここまで来てよかった」そんな一人旅が味わえるのも年のせいかもしれない。
安いインスタントコーヒーも、車中泊で飲むと絶品に変わります。
「こんなにおいしかったかな・・・」
一つひとつが、自分をとりもどしていく時間です。
体の、心の、置く底から、エネルギーが湧いてくるような気分になるのは、一人たびだからでしょうか?
海や山で疲れて寝る車中泊
車中泊の一人旅は、身も心も気持ちよく疲れるのです。
昼はドライブで峠を超えたり、海を見て走ったり、新鮮な世界が五感をたたき起こします。
だから、夕ぐれに車内のランタンを灯す頃は、とっても気持ちのいい疲れを感じるのです。
車中泊の夕暮れに、癒しのランプを灯す。一人旅にロマンチックを!
残業や営業で疲れ切ったからだとは違い、ここちよい疲れなのです。
いつしか寝袋につつまれて、眠りの闇に落ちていくのに朝まで記憶が無いのです。
朝起きると、「ここは、どこ?」
熟睡したのです。鳥のさえずりや、磯の波の音で目を覚ますと、一瞬どこにいるのかと戸惑います。
久しぶりの熟睡で頭も心もスッキリとしているのは、気のせいでしょうか?
でも、そこは中古の軽バンで、「そうか・・一人旅にきていたんだ」と。
乾いた体に潤いが蘇る一人旅
現実を忘れて、まるで別世界にぼくを運んでくれる車中泊の一人旅は、やめられません。
大自然に違和感なく飛び込める「大人のひとり旅」は、60代のリタイア後・定年退職後だからこそ、味わえる旅です。
電車の時間やホテルのチェックイン、チェックアウトに縛られることもなく、ぜんぶ自分で自由になる一人旅は車中泊ならではの醍醐味です。
やっぱり車中泊の一人旅をしてよかったな・・・
いつも、旅から戻ると感じるのです。行く前と戻った時の心に残った潤いの差はかなりのものです。
いつまでも、ワクワク感が消えずに、ますます燃え上がる車中泊の一人旅は、大人の旅ですね^^
まとめ
リタイアして持て余す時間があるのなら、ぜひ車中泊のきままな一人旅にでかけてはどうでしょう。
レンタカーでも自家用車でも、自転車でも原付でも、いまの場所からはなれてみるとワクワク感が戻ってきます。
何才になっても車中泊の一人旅はやめられせん。
ひとつ持っていると一人旅の思い出が作れます。