車中泊では電源の確保は非常に重要です。
どんな電源を選んだらいいのか迷うのではないでしょうか。
車中泊ではどんな家電が使えるのか？また、どれ位の容量が必要なのか？
そこで今回は車中泊に最適な、最新のポータブル電源の選び方を紹介します。
ポータブル電源とは？
ポータブル電源とは、携帯可能な大容量のバッテリーのことを指し充電して使います。
充電は、家庭用コンセント、車のシガーソケット、ソーラーパネルからも可能です。
そのため、車中泊はもとより、アウトドア活動、災害時の非常用電源としても非常に利用価値が高いと言えます。
大容量のポータブル電源を使えば、家電が使えるので車内生活を快適にできるので便利なアイテムです。
例えば、ドライヤーやヘアアイロン、クーラー、電気毛布、小型ヒーターなど消費電力の大きい家電が使えます。
一方小型のポータブル電源は、スマートフォンの充電、カメラの充電、パソコンやWiFiルーター用などの諸費電力が小さい家電にピッタリです。
このように、ポータブル電源があると、普段使い慣れた電化製品を車内でも使用可能になるので便利なアイテムです。
特に、車のエンジンを切った状態でも電力を供給できるため、エンジン音や排気ガスの心配も不要です。
つまり、ガソリンやバッテリーの消費を抑えるので、経済的にも環境にも優しい選択といえます。
扇風機や冷蔵庫を使う暑い季節から、電気毛布や暖房など冬の寒い季節まで利用範囲は広く、季節を問わず快適な車中泊が実現します。
ポータブル電源の種類
ポータブル電源にはさまざまな種類があります。
主に容量で分類され、小型のものから大型のものまで選べます。
例えば、小型のモバイルバッテリーは容量が0.1~0.2kWh程度あれば、スマートフォンやタブレットの充電ができます。
一方で、最大3kWh程度の容量を持つ大型のポータブル電源は、ドライヤーやクーラー、電気毛布などの消費電力の大きい家電製品に使用することができます。
用途によって適した容量を選びましょう。
基本的な使い方と注意点
ポータブル電源の基本的な使い方は、充電して使います。
操作はとても簡単です。
家庭用コンセントや車のシガーソケット、ソーラーパネルを使ってポータブル電源に充電できます。
充電が完了すれば使いたい電気製品をポータブル電源の出力端子に接続するだけです。
しかし、いくつかの注意点があります。
まず、容量を超える消費電力の家電製品を使うとポータブル電源が過負荷で停止する場合があります。
家電の消費電力とポータブル電源の容量をチェックすることが必要です。
また、長期間使用しない場合は放電して容量が低下します。
その為、定期的に充電してバッテリーの劣化を防ぐことが大切です。
これにより、災害時や緊急時にも備えることができます。
ポータブル電源の選び方
ポータブル電源を選ぶ際に最も重要なのは容量と出力です。
容量の選び方
車中泊の場合、ポータブル電源でどのような家電を使用するかによって必要な容量が変わります。
例えば、スマートフォン等消費電力の少ない家電の充電だけであれば500Wh程度の小容量のものでも十分です。
一方で冷蔵庫や電気毛布、ドライヤーなど電気をたくさん使う家電を使用したい場合は1,000Wh〜2,000Wh程度の容量が必要です。
機能と特徴をチェックする
次に注目すべきポイントは、ポータブル電源の機能と特徴です。
最新のポータブル電源は急速充電機能や多様な接続端子を複数持っています。
そのため、家庭用コンセント、車のシガーソケット、USBポートなど複数のデバイスを同時に充電・利用できるの便利です。
また、LEDライトやディスプレイ画面で電源の残量が一目でわかる機能を持つ製品もあります。
これにより、どこでも快適な車中泊生活が実現可能です。
価格帯別の性能をチェックする
ポータブル電源の性能や容量によって価格は大きく異なります。
例えば、500Whの容量なら約6万円前後の価格帯が一般的です。
一方、1,000Wh以上の大容量で多機能な15万円前後と高価になってきます。
多機能のポータブル電源は、価格は高価になりますが、急速充電機能や多様な接続端子を持っているので長期間の車中泊に向いています。
車中泊日程に合わせた選び方
どれくらいの日程で車中泊するのが多いのか、日程の長さにふさわしいポータブル電源を選びます。
短期の車中泊
短期の車中泊では、比較的小容量のポータブル電源で十分です
1〜2泊の旅行であれば、500Wh〜1,000Wh程度のポータブル電源が最適でしょう。
例えば、スマートフォンやタブレットの充電、LEDライト、小型の電化製品（ミニ扇風機や電気毛布）など、基本的な電力供給に対応できます。
また、短期間ですので、充電の手間も少なく済み、車内のスペースにも余裕を持たせることができます。
長期間の車中泊
長期間の車中泊では、より大容量のポータブル電源が必要となります。
1週間以上の長期旅行では、1,000Wh〜2,000Wh以上の電源を検討するといいでしょう。
冷蔵庫やクーラー、大型のヒーターなど、消費電力量の高い家電製品も安心して使用することができます。
USBポートやAC100Vの端子が多く用意されていれば、複数のデバイスを同時に使用することができます。
特に冬場の車中泊では、電気毛布やヒーターなどの暖房器具が欠かせません。
これらの消費電力を考慮すると、更に大容量のポータブル電源が必要になります。
エンジンを停止しても使えるため、車内のガソリンやバッテリーの節約にもなります。
長期間の車中泊を快適に過ごすためには、十分な容量と出力を持つポータブル電源が不可欠です。
おすすめのポータブル電源
今回は2種類の製品を紹介します。
500Whクラスのポータブル電源
Ankerは、長寿命で安全性が高いリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しています。
業界一般に比べて約6倍の約10年間使用できる特徴があります。
バッテリーパック構造が強化されたことで、高さ50cmからコンクリート床への落下テストもクリアしています。
1,000Whクラスのポータブル電源
同じAnkerの製品で、超急速充電できます。
Anker独自の超急速充電技術により1時間で80%まで充電可能。
満充電まで1.5時間です。
非常時でも短時間で十分な電力を確保できます。
電子レンジ、ドライヤー、小型炊飯器、ミニヒーターなどが使える大容量です。
まとめ
車中泊を快適に過ごすためには、適切なポータブル電源を選ぶことが不可欠です。まず、自分の車中泊スタイルや使用する電化製品に応じた容量を選びましょう。
ポータブル電源は最適な製品を選定することで、車中泊での生活がさらに快適になります。
ポータブル電源は技術の進化とともに、これからもより高性能で便利な製品が登場することが期待されます。
最近のモデルは、急速充電機能やインバーターの効率化が進化していて、充電時間の短縮や電力効率化が図られています。
また、ソーラーパネルから充電が可能な製品もあり、アウトドアでの活用範囲が広がっています。
今後、新しい次世代バッテリー技術が開発されることで、ポータブル電源がよりコンパクトかつ軽量化されるでしょう。
これにより、持ち運びがさらにラクになり、車内の設置場所は自由度が増します。
このようにポータブル電源は日々技術が進化しています。
最新の技術動向を常にチェックし、自分に合った最適なポータブル電源を選んで、快適な車中泊を楽しみましょう。
