福島県を車旅していたら、地元の方におすすめの神社があると聞いた。早速、訪ねてみた。そこは文化のど真ん中と言えるほど、なぜここに?驚きの神社でした。
伊佐須美神社の由来
福島県の会津盆地南縁にある宮川沿いに鎮座する神社です。陸奥国二宮・会津総鎮守です。
会津の地名の由来
「会津」という地名は、第10代崇神天皇の時に派遣された四道将軍のうちの2人、北陸道を進んだ大毘古命と東海道を進んだ建沼河別命とが会津で行き会ったことに由来するといわれています。
2人が国家鎮護神を祀ったのが伊佐須美神社の創祀とされています。
会津地方では、古墳時代前期にはすでにヤマト王権特有の大型前方後円墳が築造されており、王権勢力の東北地方への伸長の実情を考える上で重要な要素を担う神社でもあります。
会津高田の町にある神社ですが、壮大な歴史のドラマがあったのですね。
神社の門の横には、酒樽が並んでいます。
小さな町のはずれの川沿いにたたずむ「伊佐須美神社」の境内は広く、威厳をもっています。
国指定重要文化無形民俗文化財に指定
御田植祭の北限と言われているこの伊佐須美神社は、平成31年3月28日「国指定重要文化無形民俗文化財」に決定ました。
御田植祭は、田植えの時期に特色ある田植人形を畔に立てて行う特有の祭りです。
御田植祭の日本北限に位置している。
伊佐須美神社は、この祭りの日本の北限に位置しています。御田植祭は、田植えの時期に畔に人形を立てて早乙女が田植え歌に合わせて田植えをここなう祭りです。
その祭りの北限にあるのが、この伊佐須美神社なのです。
参道にはお土産屋さんが並んでいます。
高田で名物の「高田梅」をつかった商品が並んでいます。
1つ「高田梅」の梅漬けを買いました。むかし懐かしい昭和の味がしました。
会津地方では民芸品として有名な「起き上がり小法師」があります。
体験もできるようで、記念になります。
所在地 福島県大沼郡会津美里町字宮林甲4377
たまたま訪れた福島県会津若松で、地元のかたとの雑談から教えて頂いたのが「伊佐須美神社」です。
会津高田の町は、奥まったところにあり静かで小さな町並みです。
そこから川沿いの鬱蒼とした森の中にあるのです。東京の明治神宮のミニ版を思わせる施設群が境内に配置されていて驚くばかりです。
度々の火災で何度も建替えられる
伊佐須美神社は、度重なる火災によって何度も建替えられています。遠くは、文亀3年(1503年)に火災で焼失、明治元年(1868年)戊辰戦争の兵火で御旅所・柵門等を焼失しました。
最近では2008年(平成20年)10月3日には火災により拝殿・授与所が焼失し、同年10月29日にも火災で本殿・神楽殿・神饌所などが全焼するという、火難にもたびたび会いながら、歴史を重ねてきたのです。
車中泊の旅で近くまで来られたら、是非立ち寄ってみると驚きます。
tabito(旅人)