長期の車中泊の旅では軽バンに積む荷物の量が多くなり、車体も重くなるのでは?
ただでさえエンジンが小さい軽バンだから負担を軽減したいもの。
どのようにしたら荷物を減らして軽くできるのでしょうか?
今回は軽バンで長期の車中泊でシンプルになった体験をお伝えします。
長期の車中泊は軽バンが荷物で重くなる
最初のころは軽バンにいろんなものを積んで車中泊に出かけていました。
まずは食器類やフライパンなどの調理器具、重い車のバッテリーを2つ、水タンク10リットル・・・
このほかにほとんど使わないテントや椅子なども積んでいました。
なので軽バンの重量は増える一方です。
長期の車中泊を経験すると装備はシンプルに
ところが何年か過ぎたころ、軽バンはとってもシンプルに。
使うものだけが残っていました。
軽バンの長旅では基本的に食事のベースは毎日の自炊になります。
時には地方のスーパーやコンビニを利用しながらバリエーションを持たせることもあります。
基本は自炊だから軽バンもそれなりの設備を考え作ったりしたこともあります。
でもだんだん面倒になり使わなくなっていくことを経験しました。
旅をしながらの自炊はシンプルにおいしく食べるようになります。
豪華にいろんな食器を使ったり鍋を使うのは最初の時だけでした。
軽バンではギャレーや電子レンジは使わない
結局大きな電源を使う電子レンジやグリル、ギャレー等は殆ど使いません。
設備が発電機やポータブル電源、インバーターなど設備が大きくなり重くなり、お金もかかりました。
また調理で汚れた排水は道の駅では廃棄する場所がありません。
車中泊が長期化すると最小限の使うグッズだけが残る
長旅を経験を積んでいくと、利用する道具は、だんだんシンプルになっていきます。
最小限の必要なもので十分になってきます。
西日本・九州の旅では下のルートで総距離数3,745㎞。
14日間の行程。
その度では最小限のソーラーとUSBで想定した範囲で十分な電力を得ることができました。
長期の車中泊でシンプル化の体験
軽バンの車中泊だけで14日間の旅をしました。
高速道路は使わず軽バンで下道だけを車中泊で行く14日間の車旅です。
概要をお伝えします。
往路:千葉県から九州までの車中泊ルート
日本海を通り九州まで2,018km8日間の車中泊。
このひとり旅で得たことはとても大きかったです。
主なルートは以下の通り。
千葉→埼玉→群馬→山梨→長野→岐阜→福井→島根→鳥取→山口→北九州→福岡→佐賀→熊本→鹿児島(最南端:佐多岬)
復路:九州から千葉までのルート
九州から千葉までの復路は、太平洋側を通り1,727km6日間の車中泊の車旅です。
主なルートは以下の通り。
鹿児島→宮崎→大分→北九州→山口→広島→岡山→兵庫→大阪→奈良→和歌山→愛知→静岡→神奈川→東京→千葉
排気量660㏄の軽バンでは、2000㏄を超える大きなバンコンやキャブコンとは違ったスタイルとなります。
どのようにガソリンや電源を含めた利用エネルギーをどう節約できるか、まさにエコな設備が必要となってきます。
この小さな軽バンでも大きな車と大差なく、日本一周の長期車旅が実現できるかどうかに挑戦する醍醐味があります。
小さなヨットで太平洋を横断するような感じです。
ここが面白いところであり、ドキドキしてハマってしまった理由です。
毎日使った主な装備は次の通り
- 車載のソーラー発電(USB化)でスマホ充電、夜の照明等
- コッヘル2つ
- バーナー2つ
- クーラーボックス1つ
- 寝袋とマット
長期の車中泊の旅はシンプルになる
長期の車中泊はとってもワクワクするひとり旅です。
得られることもたくさんあって、来てよかったなと一生の思い出に残都たびになるでしょう。
そんな日々を車中泊で送るのですが、実際に行くとほとんどが不要な備品ばかり。
本当に必要なものは限られてきます。
そこにお金をかけてみるととっても贅沢な旅になります。不要なところにはお金をかけなくなっていきます。
旅を共にしたグッズには思い出が染みこんでいて、これから先の旅でまた思い出をたくさん増やしていくのだと思います。
九州往復の旅で使った思いでたっぷりのグッズで、いつでもどこでもサッと使えます。
長期の車中泊は装備シンプル化のまとめ
どうしても初めはたっぷり装備を積み込んで、軽バンは棚や床を作りこんでいくので車中が思った以上に重くなります。
しかし、よく使ったものを分析すると、とってもシンプルなものだけが残ります。
シンプルは車中泊の旅は、面白いのと思い出がたっぷり残ります!