一度は立ち寄ってみたい秩父の武甲温泉。温泉で疲れを癒した帰り道に立寄りたい酒蔵があります。
(投稿:2018年12月30日、更新:2019年7月9日)
江戸からの老舗
有名な秩父の日本酒の酒蔵「武甲酒造」の本店です。江戸時代から続く老舗の周辺には、当時をしのばせる 柳田横丁や柳の古木などが点在しています。
秩父の良さがある。
当時の秩父の人々の生きざまを今でも垣間見る事ができる場所、それが秩父の良さではないでしょうか。
武甲酒造(ぶこうしゅぞう)
秩父を代表するお酒のブランドの一つ「武甲正宗」を製造する武甲酒造の創業は、1753年(宝暦3年)の江戸時代までさかのぼります。
現在の場所に武甲酒造柳田総本店を建てるまで何度かの移転を繰り返したそうです。理由は良質の水を求めての移転でした。
江戸後期の登録有形文化財
この店舗となる武甲酒造柳田総本店の建物は7代目によって1751年 – 1829年(江戸後期)に建てられました。
秩父に残る最も古い建物なのです。建物は国の指定「登録有形文化財」として登録されています。
敷地内に湧き出る「武甲山伏流水」
武甲正宗の仕込み水に使用している水は敷地内の中庭から湧き出ています。
名水100選のひとつです。
この水は平成の名水百選に選ばれている「武甲山伏流水」で、2ヶ所ある井戸から常時湧き出ています。
金賞受賞した地酒、美味しいお酒です。
全国新酒鑑評会において平成21年に金賞を受賞 しています。秩父に来たらこの武甲正宗を是非ご堪能いただければと思います。
姐さん達が通った柳田横丁
江戸時代の頃から武甲酒造柳田総本店の横の道を「柳田横丁」と呼ばれていたそうです。
その通りをよく見て歩いてみると案内板があり、そこには通りの由来がありました。
風呂帰りの、あだっぽい姐さん達の道
「横丁の先を流れる地蔵川のほとりには、柳の老木が時世を物語っています。きっと洗い髪にぬか袋を口にくわえた風呂帰りのあだっぽい姐さん達がかよったのでしょう・・・」
と案内板にありました。
所在地
所在地: 〒368-0046 埼玉県秩父市宮側町21−27
電話: 0494-22-0046
tabito(旅人)