大人の一人旅で車中泊は最高の贅沢な時間です。
車中泊で旅をするとき、一人旅は自分と向き合うことができる旅でもあります。
一人旅で車中泊をする楽しさを紹介します。
車中泊との出会いと面白さ
車中泊に出会うまで、こんなに面白いとは思いませんでした。
ただ車の中に泊まって過ごすのが車中泊で、料理を作ったり、コーヒーを飲んだり、たまには一人でお酒を飲んだりする旅が車中泊の面白さだと思っていました。
たしかに、そのことは非日常的なので、最初はワクワクして休日が早く来ないかなどと思っていたものです。
車中泊を繰り返すうちに、車の改造を車中泊用にカスタマイズするのが楽しくなってきます。
そして、車中泊用にソーラーをつけたり、床をフラットにしたり、窓を網戸にしたり、さまざまな工夫をして、没頭してきました。
そして出来上がった自分の城でリラックスするとストレスも解消されて大満足になるのです。
そんな時代を過ぎてくると、一人旅という「旅を楽しむ」段階に変化してきたのです。
車中泊の一人旅は贅沢な時間
思い返すと、自分の車に自分の城を作り、いろんなものを持ち込んで、これから始まる旅を想像する楽しみがありました。
実に、楽しく朝から晩までその準備に没頭して、旅の当日を迎えて出発するのです。
そんな旅を繰り返すうちに、旅の準備も手馴れてきてどこにでもサッと出かけることができるように体験を積んでいくのです。
気が付くと、車中泊の車の改造も、一人旅のための準備も、一つの旅の過程であり、目的ではないことに気が付いてきました。
車中泊をして気が付いたのは「自分と向き合う時間」がとれる一人旅の素晴らしさでした。
車中泊は様々な場所に泊まることができます。
海の見える丘だったり、大きな山々を目の前にした場所だったり、街のど真ん中だったりと様々です。
言葉にはなりませんが、その場所に泊まるからこそ味わえる「自分を見つめる旅」ができるのです。
車でしか泊まれない場所なのです。
新鮮な出会いが待っている
もう一つの面白さは、予期しない出会いがまっていることです。
ローカルな海辺の地さなスーパーで買った290円の海鮮弁当は最高でした。
地魚のお刺身がたっぷり入っていて、ご飯も大盛です。都会では1000円出しても惜しくない弁当を売っていました。
「この辺じゃ、みんな食ってるよ~」と店のおばさんが教えてくれました。
刺身の切れ端をたっぷり入れたので安いそうですが、結構おいしい部分がはいっていて大満足です。
こんな、一瞬の出会いが、いまでも記憶に鮮明に残っているから不思議です。
こんな地元の生活を味わえる体験に数多く出会えるのが、車中泊の旅かもしれません。
一人旅は人生の整理とスタート
年を重ねてくると、そして定年を過ぎると、それまでの人生を切り離して、新しいスタートをすることになります。
がんじがらめの仕事の世界を卒業したとき、一瞬の空白の中にいることがあります。
1年でも2年でも、車中泊の一人旅をすることにメリットがあるのです。
過去のその時代に別れを告げて、新しい世界へとスタートするために、車中泊は大事な旅になります。
おわりに
趣味で始めた車中泊の旅は、人生を切り替えるための「一人旅」でもあります。
1年でも2年でも、この時代の車中泊の一人旅は、思い出に残る旅になります。
tabito(旅人)