軽バンの小さな車で峠を越える時、手に汗を握る時があります。雲海を下に見る世界は絶景なのです。小さな軽バンだから、なぜか応援したくなるのです。
日本の峠を越えた中から絶景の場所を紹介します。
軽バンで峠の細道を上る
軽バンに積んでいるナビは経費削減で1万円の安いものです。なので変な裏道や人がやっと通れるような道を案内することがあります。
特に道が初めての地方へ行ったときは、目的地まで近いルートを選ぶのはいいのですが、それが山道だったり、村の一本道だったり、山中の旧道の峠だったりします。
逆にこのような案内をするナビだからこそ、だれも通らないような道を体験することになるのです。
九州の南端の佐多岬へ行ったときは、断崖絶壁の道を下り、そして軽バンの後部車輪が回らないような急な坂道をはいずり上るような道までありました。
軽バンで峠を上る
軽バンがやっと登る国道292号線。標高2,215mの最高地点を通る道。
アクセルを踏んでも軽バンは少しずつ前に進む感じで、人間なら一歩ずつ急な山道を登るような感じです。
性能の良く排気量のある普通車が後ろについてきますが、どう頑張っても30km/hが限界なのです。そして、手に汗を握りながら峠に着いた。
日本には様々な峠があります。通常は国道などが整備されていて意外とあっさりと越えられるのです。でも絶景となると、そこは普通の道ではないことがよくあります。
軽バンで峠を下る怖さ
軽バンのスリルは峠の登りよりも下りです。エンジンブレーキが利かないほど急な下り坂になるのです。
フットブレーキを踏み続けると効かなくなる可能性もあるので、なるべくエンジンブレーキを使います。
通常は3速ATなのでエンジンブレーキは2速でOKなのです。
しかし急な峠の下りはローにしても軽バンは速度を増していきます。
エンジンが高回転になっていきます。
フットブレーキと連動しながら上手く峠を降りることがあります。
地上に降りたときはほっとしてため息をひとつ。よく軽バンはこわれなかったと感謝するのです。
おわりに
車中泊の旅は車と一緒なので、車が分身の様になってきます。特に峠を越えた時や1日に下道を400km近く走り続けたときは、「ありがとう」と軽バンに言いたくなるのです。