軽バンで車中泊をする場合の電源確保では自然エネルギーのソーラー発電がおすすめです。使い易い50Wクラスのソーラーパネルの使い方を紹介します。
50wソーラーパネルが使い易い
小型車や軽自動車で車中泊する場合の電源確保はソーラー発電がおすすめです。
ソーラーパネルは何ワットが良いのか迷うところです。実際に使った経験から50wクラスのソーラーパネルが使い易いのです。
もちろん100wを1枚の方が単純でいいのですが、アクシデントがあった場合のバックアップとするならば、50wを2枚にするのが安心です。
50wソーラーパネル1枚でできること
50wソーラーパネルだと自動車の鉛バッテリー(普通の自動車用)55B24Lあたりまで充電が可能です。
なんのことか?面倒な計算です。
55B24Lのバッテリーとは?
「12V 36Ah 5時間率」の容量のバッテリーです。1600㏄の自動車で使っていた中古のバッテリーで、自動車整備工場から無料でもらってきました。
この意味は、電圧が12Vが10.5Vに下がるまで、7.2Aの電流で5時間使える容量です。
ワット数に換算すると、12V×7.2A=50W
12Vで50wのカーグッズならば、5時間使える容量です。
ポータブル冷蔵庫(50Wh)程なので、5時間フルに使える計算です。
USBの100均電球なら5W程度だから、連続50時間使える容量になります。
このバッテリーを50wのソーラーパネルで充電すると
単純計算 バッテリ容量 12V×36Ah=432Wh
50wソーラーで充電 432Wh÷50w=8.64h
8.64時間です。実際には、変換ロスや様々な要因を考えて10時間程度でしょうか。日照時間を考えると2日~3日で満充電になるという計算です。
駐車中も太陽が出ている間は、ほっといても充電するのですから週末ごとに出かけてもそれまでには十分に充電されていることになります。
但し、説明用にこのバッテリーを使いました。実際は使いません。
この自動車用バッテリーは、充電すると水素ガスが発生して危険なので決して車内において充電してはいけません。
もし車中泊で使うなら、水素ガスを逃がせる車外に置く必要があります。
自宅でこのバッテリーとソーラーパネルで使っています。自宅なら風通しがいいので、爆発しません(笑)
車内に常時設定するバッテリー
水素ガスが発生しないバッテリーが安全です。密閉型のバッテリーがありますのでそれを使います。発生した水素ガスが容器内部で吸収されて外に漏れない仕組みです。
ソーラー発電には、ディープサイクルバッテリーが最適です。
20Ahのディープサイクルバッテリーで十分なのです。先ほど説明した36Ahは大きすぎるかもしれません。
■このバッテリーをAmazonで探す。
実際に車中泊で使う一晩の容量を考えると、20Ahのバッテリーがおすすめです。
充電時間は、実際には5時間程度ですし、USBでスマホを充電したり、夜間のUSB照明を使ったりするのがメインだからです。
なぜ流行のポータブルリチュウムイオンバッテリーにしないかと言うと、高価だからです。それだけなのです。
50W ソーラーパネルとコントローラーのセットがおすすめです。
ソーラーパネルをコントローラーにつないでバッテリーに充電して、そこから電気を使うための設定は、10分もあれば出来る様になっています。
面倒な設定や配線は要らないので、素人でも安全に設置ができる、ソーラーセットがおすすめで安く上がります。
ソーラーはコントローラーが命です。安物だと発火したり不具合が出やすいので、しっかりとした商品がおすすめです。
写真のコントローラーは、安心なメーカー製品です。バッテリーは12Vと24Vの両方が自動切り替えなので、つなげるだけです。
さらに接続用コードやコネクター、バッテリーもあらかじめセットされていてバラでそろえるよりリーズナブルです。
■紹介の50Wソーラーセット Amazonで探す。
私の車では、50wパネル2セットを使っています。
100wを1枚でいいのですが、機械は必ずどこかで故障したり劣化して動かなくなる時が来ます。アクシデントのバックアップとして2セットを別々に動かしています。
100W 1枚で作るならこちらのセットがおすすめです。
■ソーラーパネル100wでバッテリー、100V500Wインバーターのセットをここから実際に購入したユーザーさんもいらっしゃいます。 Amazonで探す。
どんなところでも太陽があれば電気をつかえるのです。
ほったらかしで充電できるシンプルなソーラーパネルを使った発電は、非常用としても重宝します。
tabito(旅人)