キャンプに出掛けて困ったことの一つに、BBQに使う炭や夜の焚き火のマキに火がなかなかつかない事です。参加者を待たせないで速やかに火を着ける事の出来るすぐれもののグッズを紹介します。
キャンプは火が命です!
BBQやキャンプで炭をおこしたりマキを燃やす時に、着火剤や新聞紙などを使うことがあります。
その時にいやな臭いが出たり、着火剤の煙や新聞紙の燃えカスが飛んで、いやな思いをしたことがあるのではないでしょうか。
そこで、簡単に素早く着火できるグッズを紹介します。
キャンプでは、自然の火を使う
通常のキャンプ料理は、ガスコンロやバーナーを使って行うので、面倒な火をおこす手間は不要ですよね!
しかし、キャンプというシチュエーションでは、味気ないのです。人間は昔火を起こして魚を焼いたり肉を焼いたりして食べた時代が長いのです。
なので、炎の出る「火」が欲しいのです。火があると安心するし、人間は古代に戻ったように遠い記憶の奥底から「火をあやつりたい!」と思うのです。
マキや炭
現代社会に生きる私たちは、「火」を起して調理などしなくなってしましました。便利なガスや電気(IH)を使って、スイッチ一つで調理しますね~
火で焼いて食べるという、原始的で最も動物的な生き方を忘れかけているのです。
だから、火を焚いたり操ったりする方法を忘れてしまったのです。1回も火を焚いたことがない小学生・中学生もいるのです。大人だっているのですよ!
マッチも無くなり、火をおこす道具は「タバコのガスライター」「チャッカマン」の様なグッズを使うのですね。
考古学博物館では、昔ながらに木と木の棒をこすって火を着火する講習会をしています。結構難しいのです。キャンプでは、めったにやりませんけど。
なので、最低限でもライターに近い道具を使って火を起こすのが良いでしょう。
トーチ(ガスバーナー)
そこで登場するのが、大出力のトーチというガスバーナーです。
すごい火力があり、燃えにくいといわれている「備長炭」でも、手早く火を着けることが出来ます。
カセットガス缶を使います。逆さにしても、ちゃんと燃える仕組みなので、下から火を着ける時にも逆さにして使えるので便利です。
火の燃料となるのは、炭とマキがあります。
マキでBBQをする団体がありますが、やってやれないことはありませんが、鍋やアミなどが墨で真っ黒になります。なので通常は炭を使います。
時に、ワイルドな方法でやる時は、自然に落ちている流木や枯れ木を使って火を起こすこともあります。乾いていないと煙がすごいです!
BBQで炭をおこす方法
炭は、焚火台になるべく重ねて並べ、上下にも空間を少し作って盛ります。そしてトーチで下からバーナーの火を送ると、炭は少し赤くなりだんだん広がって燃えていきます。10分位は時間がかかるでしょう。
焚き火でマキを燃やす方法
マキはすぐ燃えます。細くした木を井桁に組んでだんだん太い木になるように、上に乗せていきます。
そして、下からトーチの火を送ります。すると、一気に火が付いて、燃え広がります。
魚料理でも、大活躍!
生カツオの表面を焼いてたたきを作るときにも活躍します。カツオの刺身の表面をこのトーチで焼くだけです。おいしさが倍増します。
タイなどもウロコを取って皮が付いたまま 三枚におろして皮を焼くと美味しくなります。お寿司屋さんがやってますよ。
火を長持ちさせるワザ
なるべく太いマキを2本くっつけて並べて燃やすと、長持ちします。2本の太い木がゆっくり燃えて火が持続するのです。
火力は2本のマキの間隔で調整します。狭くすると早く燃えて、広くするとゆっくり燃えます。
是非、やってみてください。
小型トーチ(小型ガスバーナー)
小さなバーバーです。タバコのライターより少し大きくて、火は風があっても消えません。
ターボライターの様な仕組みですが、先端からは細いガスの炎が勢いよく出ています。
使わない時は、先端を引っ込めます。コンパクトに収納できて便利です。
コンロや登山用のバーナに火を着ける時に使うと便利です。使い捨てではなく、ガスが無くなったら補充できます。
ガス缶を押し当てるとガスが入ります。安いガスだと、寒い時に着火が良くないです。イワタニのガスなら、マイナスの気温になっても使えます。
また、花火に火を着ける時や、お墓参りでお線香に火を着ける時は、強風でもそのままお線香に着火できますので、毎年使っています。
まとめ
この2つの道具があれば、火を起こすまでの最初の段階で失敗はしません。燃えてしまえば、あとは炭やマキを補充して行けばいいのです。
最初の着火がなかなかできないので、このグッズを使い簡単に素早く火を起こして楽しみましょう。
■新富士バーナー パワートーチ RZ-730
■ソト・スライドガストーチST-480
tabito(旅人)