軽バンは中古で十分使えます。
軽バンは仕事車ですから、もともと作りが乗用タイプとは違います。トラックに近いかもしれません。
だから、ちょっとの事では壊れない頑丈さがあります。メーカーはOEMが進んでいて、メーカーは違いますが、中身は同じ場合があります。
軽バンは日本で生まれた日本の風土にマッチした車なのですが、今ではアメリカを始め東南アジアでも人気は止まりません。
中古軽バンとはいえ、10万キロの中古でもまだまだ十分走るのです。メーカーに大差はないでしょう。
車中泊用では、軽バンは使える車です。
理屈抜きに、広いのです。ボディは薄い鉄板で囲まれた車体ですが、要所要所はしっかりと作り込んであります。そこが軽バン(商用車)なのです。
日本一周を目指すためには、長期の車中泊と長距離走行に耐える車を選ばなくてはなりません。
どこにメリットがあるのか?
軽自動車税が安い。
普通車が都道府県に納めるのに対して、軽自動車税は各市区町村に納める地方税です。軽自動車税です。登録された日付により金額が違います。
また、初期登録から13年経過すると税金も変わります。
(2019年5月8日に以下の表示を修正しました。)
新車登録された日付 | |||||
用途 | ー | ①平成27年4月1日以降 | ②平成27年3月31日以前 | ③最初の新規検査から13年経過 | |
自家用 | 乗用 | 10,800円 | 7,200円 | 12,900円 | |
自家用 | 貨物 | 5,000円 | 4,000円 | 6,000円 | |
事業用 | 乗用 | 6,900円 | 5,500円 | 8,200円 | |
事業用 | 貨物 | 3,800円 | 3,000円 | 4,500円 |
中古軽バン(4ナンバー自家用軽貨物)なら、平成27年3月31日以前の新車登録ならば税金は年間4,000円です。車検は貨物でも自家用なので2年間です。
軽バン(商用貨物)」とはなにか?
部品は貨物用の丈夫なものです。
軽貨物車両は、5ナンバーの乗用タイプとは別ものと思った方がよいです。部品のボルトから貨物用の丈夫なもので構成されています。荷物を運ぶために特化した車です。
エンジンの場所が運転席下です。
第一にエンジンの場所が運転席下にあるタイプの「キャブオーバー型」で、後輪駆動のFR(フロントエンジン リアドライブ)の方式です。
後理由は、「広い室内空間の確保」と「機動性」を確保するためです。後輪駆動はハンドリングがとても軽く、カーブでのストレスを感じません。
タイヤとホイールが違う。
乗用タイプの5ナンバーとは違い、4ナンバーの商用貨物バンです。小さくてもトラックで貨物なのです。タイヤはトラック専用でホイールは鉄製です。荷物の重さや衝撃に耐えられるように出来ているのです。
車検は指定のホイールとタイヤ以外は通りません。それだけに貨物の安全性が確保されている足回りなのです。またサスペンションも固めに設定されています。
中古の「軽バン」2年間2万キロのレビュー
走行距離84,000Kmので購入。
車種:クリッパーバンDX(u71v)平成23年新車登録
エンジンの調子
エンジンは滑らかに回っています。車は走れば走るほど快調になり、乗り手の特徴に合わせて変化すると体感しました。
現在10万3千kmになりましたが、エンジンは快調でオイル漏れはありあません。8万4千kmで、タイミングベルトを交換しています。
ボディ周り
コーティングされていて2年間水洗いだけで済んでいます。傷はありますが問題はありません。遠慮なく乗ることが出来ます。
内装・インテリア
天井だけモールが張られていて、それ以外はトラックの荷台のようです。だから、逆に改造がしやすかった。ドリルで穴を開けたり、ボディ内側に直接加工する時はとても楽でした。
取り回しが楽です
後輪駆動なので、小回りが利きます。下道での渋滞による発進停止の繰り返しや細い道やカーブでのストレスはほぼ感じられません。
運転席側が広いです
座席はドライバー側が広くとられていて、目線も高いので夜の対向車のライトにも楽に運転ができます。
あえていえば、貨物でタイヤ・ホールが丈夫でサスペンションも硬いので乗り心地は乗用車タイプよりも、ごつごつした感じです。
荷物が350㎏まで積載できるので、100㎏程積むとサスペンションの調子が良くなって乗り心地も良くなってきます。
まとめ
現在も軽やかに走行しています。中古軽バンの選び方は、整備手帳がしっかりしていることです。
営業車では定期検査をしっかりと行っているから記録も残っています。整備がしっかりされていれば、どんな軽バンでも問題はないと思います。たとえ10万キロを超えていてもです。
しかし、ドライバーの年齢が徐々に上がっており、中古軽バンより先に壊れる可能性が出てきます・・・
それまで、一緒に楽しんで行きたいと思っています。
tabito(旅人)