強い睡魔に襲われて、運転席で仮眠する
早朝や夜間の出発や長時間の運転では、途中で強い睡魔に襲われることがあります。そんな時には車を止めて居眠り運転での事故防止の為に短時間でも仮眠を取ることが重要です。
しかし、キャンピングカーなど大型の車は運転席を離れて仮眠ができますが、普通の車では短時間なら運転席で仮眠をとることが一般的ではないでしょうか。数十分だったり、長い時は数時間の仮眠を取る場合があります。
運転席での仮眠には危険性が潜んでいます。
仮眠をちょっとだけしようと車を停車して運転席で寝るときには、次の危険性を伴います。
エンジンをかけたまま仮眠する危険性
夏の暑い季節や冬の寒い時期には、仮眠する時に停車してエンジンを掛けたままエアコンや暖房をつけて仮眠しているのを見かけます。
これは非常に危険であり事故につながるのでエンジンアは必ず切って仮眠しましょう。
運転席で仮眠する危険性
運転席をリクライニング状態で足を延ばして仮眠すると、深い眠りの最中にあやまってアクセルを踏み込んでしまい、エンジンを高回転にしてしまう事があります。
高回転が長く続くとエンジンは異常に加熱し、車両火災を引き起こす原因となります。
積雪車中泊の危険性
特に冬場、雪の多く降る地域ではクルマが雪に埋もれ、排気ガスが車内に侵入して、一酸化炭素中毒や酸欠を起こす危険があります。
近年、この事故が絶えません。 こうした事故防止のためにも、かならずエンジンは切ってください。
車内が外から見える危険性
仮眠中に襲われたり、車上荒らしに襲われたりする事件が発生しています。
高速道路のサービスエリアでドアロックしないで仮眠していたところ、助手席を空けて侵入してきた男に襲われた事件も発生しています。
仮眠する時には、車内が見えなくする工夫をすると予防になります。フロントガラスや窓ガラスをサンシェードで覆い車内が見えないようにすることです。
車内に侵入されない様に、ドアは必ずロックしてから仮眠をしましょう。
まとめ
車旅は車中泊で出かければ長距離運転はつきものです。長時間運転すると睡魔に襲われて、時には意識を失う事もあり大事故につながります。
仮眠の重要性は様々な所で説明されていますが、運転席での仮眠の危険性はエンジンを掛けっぱなしの場合に発生します。
短時間だからとエンジンを掛けての仮眠をしてしまいがちですが、しっかりとエンジンを切ってから仮眠するようにしましょう。
犯罪被害はドアロックせずに仮眠している時に発生しています。どの様な被害にあうか分かりません。ドアをしっかりとロックして、さらに車内が見えないように工夫して安全性を確保して仮眠しましょう。
普段分かっているようで見逃してしまう運転席での仮眠の危険の説明でした。
tabito(旅人)