単純な事ですが、車で出かけて海をみて一人で飲む。これは最高のドラマなのです。どんなボロ車でも、寝られればいいのです。
こんな車ですが、山形の海をみる。
一年前のことですが、この時期になると思い出すことがあります。
猛暑の山形の海。車中泊は「道の駅 あつみ」。
おいしそうな海鮮焼の煙が漂う駐車場で、なつかしい匂いがするのです。
あまりの暑さに、お隣に駐車した老夫婦がうちわをくれました。
その時の老夫婦の笑顔が、どうしても忘れられないのです。
ご主人は、歩けない奥さんの為にイスを出してあつみの海を見せていました。
まだ午後3時半、暑い時間でした。
奥さんをあおいでいた、そのうちわを私にくれたのです・・・
ひとのやさしさが身にしみた。しばらく忘れていた。
・・・・・
車内は、突っ張り棒と100均で作った自作カーテンのお陰で、風が入ると結構涼しく感じます。
海風って、夕方は気持ちがいいのです。
一杯がおいしかった!
夕方の海は、キレイだった。
冷たく冷やしたビールを一杯!
記録を車内の後部に作ったたなに残そうと思い、サインしたのがどうも懐かしいのです。
たった3行のサインです。
でも、3行から思い出は噴出してくるのです。
これが心に残る「旅」なのか・・・
なぜか1人旅がいいのです。
無理だと思った軽バンで1人旅をすること。
でも、絶対無理だったのが、なんとかかなうものです。
「夢はかなうもの」思い続けると、かなうのですね。
軽バンは、格安で2年間の車検付きで、宅配会社のものを中古で手に入れることが出来たのです。
それも、なんとか軽バンで旅をしたい。という思いを捨てなかったからです。
どんな車でも、工夫すれば車中泊できる
軽バンでなくても、車中泊はできるし面白いのです。完璧にそろった車では面白味が薄れるのです。
どうにもならない車だから、それを考えて車中泊できるように改造していく。
そんな車で、旅ができたら、それはもっと素晴らしい思い出になると思うのです。
究極は、ソロテントを積んで軽自動車のスポーツカーで全国を回るのも夢です。
シンプルな車で、シンプルな持ち物で、お金なしの1人旅を続けて行こうと思っています。贅沢な話です。
tabito(旅人)