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車中泊の『安全対策』大雨の水没から脱出する方法

車中泊の情報
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近年増えている異常気象。中でも大雨による洪水で車が水没する事故が報道されています。

車が急激な増水によって水没し車内に取り残され救助されるケースも見受けられます。

特に車中泊の旅では地域の水害のハザードマップなど知らずに泊まることもあり、寝ている間に水没する危険もあります。

この様な場合は命にかかわることになります。安全に車内から脱出する方法を知っていれば助かることもあります。

どのように脱出するのかJAFの情報も交えて紹介します。

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車中泊で100年に一度の大雨に遭遇したら?

50年に一度とか100年に一度の大雨など、最近よく聞く言葉があります。

100年に一度の大雨とは、いったいどれ位の雨のことを言うのでしょうか?

出典;気象庁ホームページ

以下が気象庁が公表している内容を簡単にまとめると次のようになります。

「100年以上の日降水量データが利用可能な全国51地点における1901~2006年の年最大日降水量のデータから推定」を行い、再現期間30年・50年・100年・200年の確率降水量の分布を作成します。そして各地点において、例えば100年に1回降る可能性のある大雨は何mmくらいかがわかります。その雨量は以下の通りです。

100年の1回の確率降水量は、おおよそ北日本で100~200mm西日本太平洋側で200~400mmなどとなっています。

引用:気象庁ホームページより
全国51地点における50年および100年に1回の日降水量のヒストグラム
引用:気象庁ホームページより

50、100年に一度の大雨がどれ位増えているのかを気象庁のデータから引用しました。

大雨は確実に増加しています。

車中泊で大雨による水没の危険性

事前に予測がつけは、その期間を避けて車旅をするのが一番の安全対策です。しかし、移動中に遭遇することもあります。

数年前の台風での経験ですが、進路が予想よりもずれて進行速度が変わったため、現地で避難をした経験があります。

自然現象は、こちらの予想が時として外れる事もあるのです。

洪水による道路浸水の深さと対処方法

千葉県津波避難計画策定指針を参考に、浸水の深さと車の対処についてまとめてみました。

50センチ程でエンジンが止まり動けなくなります

水深は意外と浅いので、注意が必要です。

■浸水深
0~10cm :走行に関し、問題はない。
10~30cm :ブレーキ性能低下、安全な場所へ車移動の必要がある。
30~50cm :エンジンが停止、車から退出を図らなければならない。
50cm~ :車が浮き、パワーウィンドウが作動せず、車の中に閉じ込められてしまい、車とともに流され非常に危険な状態となる。

水没した車からの脱出方法

車が水没した場合にJAFのホームページによると、次のように脱出方法を説明しています。

重要なグッズは脱出用のハンマーです。

1.エンジンを前方に搭載する乗用車は、水没した際に前傾姿勢になる。
2.ドアや窓が開かない場合、緊急脱出用ハンマーでガラスを割って脱出する。
3.外の水位との差が小さくなるとドアへの水圧も下がり開けやすい。

具体的には次のような手順になります。

車両の前方に重いエンジンが搭載されている乗用車では、前部が最初に沈みこみ前傾姿勢となります。

慌てずに、まずシートベルトを外します

ウインドウガラスが水面より高い位置にある状態なら、ウインドを開けてクルマのルーフ(天井)に上るようにして脱出します。

パワーウインドーの場合は水による電気系統のトラブルやガラスにかかる水圧で開かなくなることもあります。

その場合、先の尖った緊急脱出用ハンマー(以下ハンマー)を使ってガラスを割ることで、脱出できる可能性が格段に高まります。

※一部車種のドア(サイド)ガラスは、フロントガラスと同様に合わせガラスを採用しているため、割れない場合があります。

水没で最悪の場合の脱出方法

「水圧でドアを開けられず、ウインドウガラスが開かずハンマーもない」

最悪の場合の脱出方法を紹介します。

(1)次第に車内に水が入ってきます

(2)外の水位との差が小さくなるまで待つと、ドアが開けやすくなります。

(3)そのタイミングで、大きく息を吸い込み足に力を込めてドアを押し開け、一気に脱出を図る。

車はなかなか沈まないので、落ち着いて冷静になって対処しましょう。

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まとめ

車旅や車中泊に限らず、いつどこで大雨に遭遇するかわかりません。

洪水等で水没した場合の最悪の状況を想定して、普段から訓練やトレーニングをしておくと、いざという時に落ち着いてて対処できますね。

パニックになったら命を落とすかもしれません。

tabito(旅人)

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