軽バンで突然の強風に見舞われたらどうしますか?
車中泊で日本を回っていると色々なことと遭遇します。体験を書きます。
2017年11月18日(土)千葉県房総半島興津
軽バンを買って慣らし運転で千葉県の房総半島まで1泊2日の予定で車中泊に出かけました。
途中、房総半島の山の中の峠を越えて外房の海でに出るのですが、途中から雨になり強くなってきました。
道幅は車1台がやっと通れるほどの山道を超えて、やっと外房勝浦の興津という海岸に到着したのです。
激しい雨はやんで静かな夕方を迎えていました。
明るいうちから、ちょっと一杯やりながら聞こえないラジオに耳を傾けてリラックスしましました。
まだ、車中泊の軽バンは納車状態のままで、まどに銀マットだけ張っただけのシンプルな車内で過ごしたのです。
おつまみも無くなり、お酒もほどほどに、眠りにつく頃です。
そして寝てしまいました。
夜中に、軽バンの車体が揺れるし、風の音がすごい!
寝ていた軽バンの車体が持ち上がるような揺れを感じて目が覚めたのです。
こんな強風は台風並みです。バックドアが「ギシギシ」と風圧で音がするのです。ドアが飛ぶかもしれない恐怖。
軽い軽バンは、アンカーでも打って、ロープで固定しないと飛ばされそうになっていました。
車内の天井に吊るしたランタンは、大きく揺れているのです。
海辺の強風はものすごい恐怖を覚えます。
軽バンの後ろから強風が吹きつけ車体を持ち上げるので、体を軽バンの後ろに移動してバックドアにもたれかかり、重心を少しでも後方にしてしのごうと思ったのです。
朝方まで強風が続き、祈るばかりです。逃げ込めるのは、遠くにある鉄筋コンクリートのトイレ位です。
他に駐車場には車が無く、心細いのです。
ようやく朝が来て、恐怖の強風が止んだ
一睡もできずに、強風と戦った夜でした。
海は穏やかになり、朝日が軽バンに差し込んできた。
なんだったんだろう。あの恐怖の強風は。
生きていてよかったと思った瞬間でした。
天気予報にはなかった低気圧の発生
車中泊では、まず第一に天気を確認してから安全な日に出かける事にしています。
当時は強風の予報は出ておらず、雨だけが心配でしたが無事に現地に到着したのです。
しかし、天気は急変することもあるのです。低気圧が急激に発達して通過することもあり、この様な恐怖の体験となりました。
予期しない事に遭遇することも
車中泊での車旅では、予期しないことに遭遇することがあります。第一に命を守る行動をするのですが、あの強風の中では、どうしたらよかったのか今でも判断がつきません。
結果として、軽バンの車内に待機したのが良かったのかもしれません。
tabito(旅人)