車中泊やキャンプをしているといろいろな事があります。ほとんどは、勘違いだったり、思い込みだったり、だれかの脅かしだったりでした。
しかし、どうしても一つだけ分からないことがあり、ずっと思い続けてきました。それは、UFOです。
千葉県鴨川の灯台島(荒島)
釣りを趣味として始めた1999年の春。最初は、江戸川でサッパを釣っていました。だんだん海の魚を釣りたくて、富津に通い、そして鴨川の漁港で釣りました。
ある時、鴨川の漁港に先に灯台のある小さな島がつり橋で繋がっているのを見ました。釣り人がクーラーを背負って橋を渡り、その島で釣っていたのです。
その島は「灯台島」(荒島)といいます。メジナや夜のアジ釣りでは有名な所でした。
上の地図では、堤防に車を止めてつり橋を渡り灯台まで登り、反対側に降りていきます。マーカーで記した場所あたりが釣り場の磯です。
何度か通うと、夜釣りでアジが釣れることがわかりそれ以来アジがメインの釣りで通う事になりました。
アジは夕方や朝まず目に釣れるのですが、当時は夜中に釣れることが多く、堤防に車を駐車し、車中泊を兼ねて夜中の1時半ごろ島に渡り、釣り場まで降りていきます。
1999年7月午前2時頃 灯台島に渡る
鴨川には早めに入り車中泊しながら、準備をしました。その日は天気も良く海も静かでしたので、ヘッドランプで道を照らしながら午前2時近くに島に渡りました。
そして、誰もいない磯で一人釣りの準備を始めました。エサをとかし、海水バケツで海水を汲んで足元に置きます。
竿を出して仕掛けを付けて、遠投を開始しました。なかなか釣れなかった日でした。
午前3時ごろ空に光るものが・・・
気が付くと水平線の彼方に光るものがありました。最初は、飛行機だと思っていました。丁度空路になっていることもあり飛行機かと思いました。
「午前3時に飛行機が飛ぶのかな~」と変だとは思いましたが、別に気に留めませんでした。
あの光はどこかの漁船からのサーチライトか・・・とも思いましたが、空は晴天です。雲に反射するような光はありません。
たまに人口衛星が天空を横切るのを何度か見ているので、人工衛星かも・・・
その内に、その光が右横にす~っと動きました。やっぱり飛行機か?
でも速度が速すぎるな・・・
観測でもしているのではないかと思って、しばらく見ていました。
すると、輝く金星位の大きさの青白いその光は、上に上がっていきました。次は左に戻って来るのです。
「???」急に見えなくなり、探していると、突然倍くらいの光になって右端に現れました。左右上下に瞬時に移動するのです。
これはあのうわのUFOか? 当時はカメラもスマホも無く記録が取れません。
見ていると、だんだん自分のところに接近してくるように感じました。
「危険!」と思い、釣り竿を置いて近くの磯の岩に隠れました。
その光景を思い出すと笑い話になりそうですが、夜中の磯でこんなことがあったら、逃げる心境になります。これ本当です!
「UFOに連れていかれるかも知れない・・・」「釣り人行方不明・・」
本気でそう思いました。それから、しばらく岩場に隠れていると、その光は数個になりしばらく光りそして消えました。10分程に感じました。
心臓のドキドキが止まらず、不気味で、その日は釣りになりらず車に引き上げました。
家に戻る
自宅にもどり、家族に一部始終を話しました。女房は「仕事で疲れているんじゃないの?」とか子供たちは面白がって「宇宙人に連れてってもらってまともにしてもらったら!」とか・・・言いたい放題です。
みんな馬鹿にして信じてくれませんでした。祖母まで「よく体を休めてね~」と、過労でもう像を見たのでしょうと言わんばかりでした。
何だったんだろう?
あれから20年が経過しましたが、はっきりとあの日の夜の磯場の光景が目に焼き付いています。
よく考えると、当時45才の大人が「UFOに連れていかれる!」と感じて、岩場に隠れたことはばかげています。
しかし事実であり、実際に身を屈めて隙間から見ていたこともまた事実です。
ばかげた行動の様ですが、その時に取った行動だったのです。
なんでこんなことを今になって?
今朝もいつもと同じ4時からいろいろやっていました。するとテレビで月間ムーの編集長「三上丈晴」さんが出演していました。
何の番組だろうと見てみました。
すると「月間ムーは、怪しい本です」と始まり、UFO等の話題になりました。殆どはトリックだったり作りごとだそうですが、どうしても分からない事があるそうです。
現代の人間の知識ではまだ解決できない部分が沢山あるとも言ってました。興味があったので見ていたら、20年前のUFOの事を思い出したのです。
たまには、こんな話題があってもいいか
車中泊や車旅をしていると、UFOと遭遇するかもしれませんね!
もし、そんな事があったら「ラッキー」ですよね。
まだまだ、私達人間のセンサーでは見えたり感じたりできる範囲をこえた事象があるのではないかと思います。ミステリアスな世界もたまには面白いです。
もし、江戸時代に電子レンジを持っていき、それでお湯を沸かしたら、当時の人々はトリックだと思ったかもしれません。
電磁波(マイクロ波)が発見されていなかったから。
以上、ミステリアスな体験の一コマでした。
tabito(旅人)