時には古の旧街道・裏街道をゆっくり軽バン走らせるのもいいものです。
時を超えて、むかしこの街道を歩いていた旅人の姿が目に浮かぶきがした・・・
高速を使わないで下道をこつこつを走ると、そこには意外な歴史の痕跡に遭遇する面白さがあるのです。
車中泊のひとり旅、歴史との出会いはリアルでもあり奥深さを感じます。
年を重ねるごとに、車中泊のひとり旅は面白くなっていくものですね!
この道を歩いていた当時の旅人の面影
なにを思いながら歩いたのだろうか・・
長野県を通る中山道の裏街道だと、地元の老人から聞いた。お姫さまが気性のあらい男どもに襲われないように旧街道・裏街道を目立たぬように歩いていったと言われている。
こんな細い道はいまでもその痕跡がいたるところに残っていた。
歴史に疎いから、その時は「ふ~ん」と聞き流していたのですが、後に調べると「もっと前もって勉強しておきたかったな」と思う場所も少なくありません。
軽バンで走る細い裏道には、そんな歴史の足跡が鮮明の残っているのが、面白いのです・・・
峠を超える車旅、昔旅人はここを歩いた?
標高はそれほど高くはないけれど裏道は、軽バンがやっと上る急な登り坂も多い。
ここを旅人は歩いて通ったというから、今ではとても考えられません。こんな山奥の峠を越えたのかと・・・
きっと日が落ち前の明るいうちに宿までたどり着いたのでしょう。
スマホも無い、電灯も無い、ナビも無い、時計も無い、途中コンビニも無い・・・
着の身着のまま、最低限の生活用品をもって、峠を越えたのでしょう。
すごいミニマルな旅人だったのかな・・・
人生、なにもいらないな~と思った瞬間でした。
いまの時代はいつなのか?時間がわからなくなりそう・・
旧民家の前を流れる透き通ったきれいな水の小川というか、生活用水というか・・・正式にはなんと呼ぶのだろう?
ぼくのいなかでは「せき」とよんでいた。堰と書くのだろう。でも堰って結構大きい河川の水流を制御するものらしい。
水面近くまで1~2段ほど下がっていて、そこで野菜を洗ったり、洗濯したり、いろいろ家事をしている姿が見えたようなきがした。
裏街道など車を降りて歩くのは面白い!
車中泊ならではのひとり旅は、時間もゆっくりながれていくから、開放された贅沢な時の流れを味わえます。
定年になってそれまでしたくても出来なかった車中泊のひとり旅。
いざ出発して、ひとりで旅をしていると、あらためて人の温かさが身に染みることが多い。
特に裏街道には、いろいろ歴史が残っているから、歩くと発見があります。
・・・
仕事ではあんなに多くの人とかかわっていたのに、残っている思い出は仕事ばかり・・・
でも、車中泊の旅では、ほんの数分だけ言葉を交わした旅人の事は、不思議とその時の光景まで覚えている。
車中泊の旅は、歩いて来た道をあらためて振り返ることのできる旅かもしれません。