車中泊のひとり旅を重ねると、何気ない朝のひと時に幸せを感じる時があります。
何百キロも走って到着した寝場所で起きる朝は、特別な朝だと感じます。
特に、目が覚めたとき軽バンの屋根から雨音が静かに聞こえて時は、最高のひと時になります。
車中泊の朝は特別なひと時
車中泊そのもののが、非日常を求めて出たひとり旅だから、それだけでも別世界です。
しがらみも無く、自由な時間を自由に過ごせることは、そんなに多くはありません。
それを一番強く感じる時が、車中泊の朝です。
だんだん、明るくなりつつある窓の外を見ながら、ボーっとするひと時が好きです。
寝袋の中に入っているのですが、妙に暖かく、しばらくは半分寝袋に入っています。
目が覚めた時に雨音が落ち着く
目が覚めた時は「ここはどこだろう・・・」と一瞬思う時があります。
何時間も走ってきたので、適当な疲労がありぐっすりと眠った成果もしれません。
小さな子供の時に、朝起きると、手を握って「ぶるぶる」と伸びをする、あの感じが再び、何郵年ぶりに感じるのです。
人はそれぞれ「ぜったい絶命・・・」のような場面を幾度となく乗り越えて、今を手に入れたのではないでしょうか。
その時代を超えて、ちいさな自由かもしれないけど、自由なぐっすり寝むる時間を手に入れた、それが、車中泊であり軽バンであり大人のひとり旅だと思うのです。
そんな、朝の目覚めで聞こえてきた「雨音」は、妙に落ち着くのです。
軽バンの屋根は薄い鉄板なので、雨が当たるとそのまま室内に音が聞こえてきます。
時には「バラバラ」と聞こえたり、「ポツポツ」と雨だれた落ちて天井にあたる音もあります。
この、自然の音を聞いていると、落ち着くのです。
何時間でも雨の日はそこに滞在します。
車内から見る雨の景色は、また美しいのです。
何気ない朝なのに、じ~んとくるものがある
やはり車中泊の魅力にはまってしまうのは、特別なことをすることではなく、何気ないことが見えてくる旅だからです。
雨音なんかは、普段は気にもなりません。
しかし、車中泊というひとり旅を通すと、それはとても手に入らない特別な雨音になってしまうのです。
車中泊の魅力なのです。