車中泊は人気の趣味ですね。
ぼくが車中泊を初めて頃は、「アイドリングは迷惑になる」「バッテリー上がりが怖い」という理由で、車内で電気ポットを使うのはハードルが高いものでした。
しかし2025年現在、状況は大きく変化。
ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の普及で、車中泊の「電気問題」はほぼ解決しています。
この記事では、
- 🚗 HV・EVで電気ポットが使いやすい理由
- 🔌 どんな電気ポットが車中泊に向いているか
- 🔋 車の電源で使う際の注意点
- ☕ 実際に便利なシーン
これらを踏まえて、車中泊の最新スタイルをわかりやすくまとめます。
車中泊で「電気ポット」が使いやすくなった最大の理由

👉 HV・EVの“走らずに電気が使える”特性
① アイドリング不要で静か
6年前のガソリン車では、電気ポットを使うときはアイドリングが必須でした。
しかし HV・EV では
- エンジンはほぼ停止したまま
- 静かで振動も少ない
- 夜でも周りに迷惑をかけない
という大きなメリットがあります。
② 車が 「発電しながら」 電気を供給してくれる
HV の場合、バッテリーが減ったときだけエンジンが静かに自動始動。
EV は大容量バッテリーから安定した電力を供給できます。
どちらも 「車が電気の管理を全部やってくれる」ため、安全性が段違いです。
③ 100Vコンセントを備える車種が標準化
近年は車に AC100V コンセントを搭載する車種が一気に増加。
AC100Vコンセントは、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)が該当します。
三菱アウトランダーPHEVやトヨタRAV4 PHV、プリウスPHVなどが代表的で、災害時やアウトドアで家電を使える「外部給電」機能が特徴です。
PHEVはエンジンとモーターの両方を使うため、電気だけでもエンジンだけでも走れ、大容量バッテリーに充電した電気を外部に供給できます(1500W出力対応が多い)。
代表的な車種
- 三菱自動車: アウトランダーPHEV、エクリプスクロスPHEV
- トヨタ自動車: RAV4 PHV(RAV4 PHEV)、プリウスPHV
- ホンダ: ステップワゴン(タイプ別/純正オプション)、Honda e(タイプ別オプション)
- 日産自動車: リーフ(V2H機器/外付け機器経由)
車内の電源はもう特別な機能ではありません。
車中泊で使う電気ポットはどれが良い?

ポイントは「消費電力」
EV・HV で使えるとはいえ、大きすぎる電力はNG。
推奨:200W〜300W以下がおすすめです。
車中泊用湯沸かし器・電気ケトルはこの範囲が多数。
おすすめタイプ
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| ⭕ 車載DC12V対応ポット | 火気ゼロ、安全性高い |
| ⭕ 200〜300W小型電気ケトル | 車のAC100Vで使用可能 |
| ⭕ 保温ボトル+小型ポット併用 | 夜中に沸かす必要がない |
例えば人気のポットには次のようなものがあります。
車の電気でポットを使うときの注意点
① 車の定格出力を必ず確認
例えば次の様な電気容量の場合があります。
容量が小さいと利用できない可能性があるので注意が必要です。
- 100V/1500Wコンセント → ほぼ全ての家電が使える
- 100V/100Wのみ → ケトルは不可の可能性大
② シガーソケットは「10Aまで」など上限あり
無理に大きな電力を使うとヒューズが飛ぶことも。
③ EVはバッテリー残量に注意
EVではお湯を沸かす程度なら影響はほぼ無しですが、冬場・ヒーター併用時は消費が増える点だけ意識。
実際に「電気ポット」が便利な車中泊シーン

- 朝、外に出なくても車内でコーヒーを淹れられる
- 夜中のカップ麺が“3分で作れる”
- 冬キャンプで温かい飲み物がすぐ作れる
- 赤ちゃんのミルク作りにも便利
- 湯たんぽ用のお湯をいつでも作れる
車がほぼ家になる感覚です。
【結論】2025年、車中泊で電気ポットは「普通に使える」
ガソリン車が主流だったころとは違い、
今は HV・EVが車中泊の電源問題をすべて解決しました。
- 静か
- バッテリー管理は車が自動
- 電源付き車種が増えた
- 低燃費で長時間OK
電気ポットは車中泊アイテムの中でも
👉 「最も手軽で満足度が高い家電」と言えます。
