車中泊を楽しんでいるみなさん、お湯を沸かすときには何を使ってますか?
電気ポット派?それともガスバーナー派?
実は最近、コンパクトなガスバーナーの人気が再燃しているのをご存じでしょうか?
ポータブル電源が進化を遂げていることから、火を使わない電気ポットや一人用のIHコンロへとシフトしています。
そんな中でも、なぜかコンパクトなガスバーナーの人気は落ちていません。中でも、ずっと昔から定番というか車中泊のガスバーナでは王道といわれているのがあります。
今回は、なぜ人気なのか今更ですがあの定番のバーナーをあらためてチェックしてみました。
Amazonランキングでトップクラスのバーナーとは?
2022年1月31日付のAmazonのアウトドア用シングルコンロの人気を調べてみました。
売れ筋ランキング1位に、なんと往年の定番とも王道ともいえるコンパクトバーナーがランキングされていました!
車中泊経験者なら一度はお目にかかったことがある、あの「イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB」です。
実は、ぼくも初代イワタニ ジュニアコンパクトバーナーを10年以上使い、現在は2代目ですでに8年目になります。
なぜいま、人気が衰えないのか調べてみたのです。
約20年使ってみて「ここは良かった!」という点
初めて買ったのは20年前で、泊りがけでボート釣りを始めた時です。
このイワタニジュニアコンパクトバーナーは、10年使っても壊れない丈夫なバーナーです。今の2代目も8年目になりますが、やっぱり頑丈でしっかりしています。
決して軽いとは言えません。300g前後はあるのですから、それなりの重さは感じます。その分、頑丈にできているということですね。
買ってよかった本当の理由は、使い方が簡単だからです。あえて面倒なことと言えば、3本の足を広げることと、4本のゴトクを広げること位です。
イワタニジュニアが使いやすい点のひとつに点火があります。プッシュボタンを親指と人差し指でつまんで「ポチっ」と押します。
頻繁に使うこのボタンの位置が絶妙にいい場所に付いています。火力の調整つまみも回しやすいです。
バーナーに着火するときはもちろん、いったん火を消して再度着火する時に熱くなっているバーナーのゴトクに触れないような絶妙な距離があります。
だから、20年間に間にバーナーに触って火傷したことはありません。
イワタニよりも火力が強いのがSOTOのST310ですが、これも使っていますが難点は「着火」するときにプッシュボタンがバーナーの底についているのでやりにくい点です。
だからいつもライターを使っていました。あと足が長く大きいのですが使っていると足がとっても熱くなるので注意が必要なことです。
イワタニジュニアは、まったくこの点の心配がないです。
収納が簡単、着火が簡単、頑丈で壊れない、この3つが使い勝手では一番よかったので、20年も使い続けている理由です。
家庭用の普及カセットガス缶(1本約100円程度)が使えるから、どこでも手に入り安心です。
写真のイワタニのガス缶はちょっと値段が高いけど低温でも安定します。手に入れやすく「安い」のでこれも長続きする理由です。
最近、この点が見直されているので人気が続いている理由ではないかと感じます。
唯一、注意が必要なのが気温が低い時です。ガスボンベが冷えていると炎が安定しないことです。炎が高くなることがあります。安定すれは大丈夫です。
零下の気温で使うことはめったには無いと思います。そんな時はSOTOのST310の方が同じガスボンベでもしっかり使えます。
しかし、普通に使うならそんな零下になるほど過酷な場所ではないので、イワタニジュニアで十分で利用範囲の95%は間に合っています。
なんとカップ麺3つ分のお湯が4分で沸騰する?
イワタニの公式サイトで調べると、カップ麺3個のお湯、約1リットリが気温20℃では約4分で沸騰すると説明しています。また、風による燃焼の不安定を解消するために風よけのゴトクになっています。
カップ麺のお湯の量を調べてみました。
カップ麺に使うお湯の量とは?
カップ麺は様々な商品が売っています。
そこで代表的なカップ麺はどれ位のお湯を使うのか調べてみました。
カップ麺の種類 | 使うお湯の量(cc) |
カップヌードル | 300 |
サッポロ一番塩ラーメン どんぶり | 350 |
サッポロ一番塩ラーメン しょう油味 | 350 |
まるちゃん赤いきつね うどん | 410 |
まるちゃん緑のたぬき 天そば | 400 |
日清どん兵衛 きつねうどん | 410 |
一平ちゃん夜店の焼きそば | 540 |
ペヤングソース焼きそば | 480 |
袋ラーメン 1袋 | 500 |
カップヌードルやサッポロ一番などは3つで約1リットリになります。
まあ、ゆとりを持てばどんぶり型のカップ麺は大体400~500ccのお湯がいるので2個分ですね。
車中泊では1人~2人での移動が多いから、カップ麺2つも作れれば良しとします。
なので、イワタニジュニアバーナーなら十分お湯がわかせることになります。
ぼくが自宅でお湯を沸かした時の記録写真があります。
この時は、500㏄の水は中火で4分19秒で沸騰しました。1リットルの場合、全開の強火ならもっと時間はかかりません。説明の通り約4分で沸騰すると思います。
イワタニジュニアバーナーのコンパクト感とは?
車中泊やアウトドアでは定番のイワタニジュニアバーナーで根強い人気ですが、今、再び人気なのです。
その理由は、コンパクトさと小さいのに意外と使い勝手がいいからです。
特に小さいわけではありませんが、折りたたむと68mm×82mm×109mmの小ささになります。
こんな感じです。
こんな容器に収まり、さらに約1リットルのお湯が沸かせるクッカーに入ります。
写真のクッカー(1リットル)に入ります。クッカーはスノーピークのものです。
風よけで炎を風から守るゴトクの設計なので、結構風が吹いても強風でない限り使えます。
バーナーは外で使うことが多いです。なので風に強いことも求められます。
イワタニのゴトクは設計が風の対策もしてあるので、台風や強風時には無理としても多少の風ならなんともありません。
簡単でシンプルで丈夫だから、ずっと使い続けてます!
なんといっても、カップ麺は車中泊では手軽なので、常時何個か常備しています。
非常事態にも使えるのがいいですね!
イワタニジュニアバーナーはなんの変哲もない普通の外見ですが、実際に使ってみると堅牢さと自動点火のスイッチ位置、スノーピーク1リットルクッカーに収納ケースごと収まる大きさです。
バリバリの登山用のバーナーとは違い300g程度あるから決して軽いとは言えませんが、丈夫さと使いやすさにはかないません。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最近定番の商品が見直されています。しっかりと設計され、ユーザーの使い勝手を研究しつくされた定番、王道のイワタニジュニアコンパクトバーナーは逸品の域に達しているのではないかと感じます。
今使っているバーナーのサブとして持っていれば、車を止めて近辺を歩くときなど重宝します。
Amazonでもトップクラスの人気のバーナーなのでリンクを張っておきます。