車中泊での車旅は、何歳になってもワクワクするものです。それは、小さいころの朝、釣りに行く時と同じ感覚がいまでも潜んでいるのです。
いくつになっても、未知の世界があります。
64年間って長いのか、短いのかは、わかりません。宇宙時間からすると、ほんの一瞬で通り過ぎる時間。
しかし、歩いてきた道を振り返ると、結構歩いてきたな~ と思うのです。
どれだけ走っても、まだ見たことの無い道があります。
車が好きで、どれだけ走って来ただろうか。走ってきた道のデコボコまで記憶に残っているのです。
軽バンが、連れて行ってくれる未知の道
こんな小さなエンジンとペアペラのボディーなのですが、ちゃんと走るのです。遠く九州の果てまで連れて行ってくれました。
この小さなタイヤは、何回転したのだろうか?相当すり減っているので交換しました。
わたしの靴よりも安いタイヤだけど、日本中、乗せてくれたのがすごいと思うのです。本当に小さなエンジンなのにね~
軽バンの部屋が居心地がいい
軽バンの荷室は、ちょうど茶室だ。二人が向き合ったり、直角に座ったりできる広さだ。寒くても暑くても、丁度いいのです。
だから何でも手が届く範囲にあって、妙に居心地がいいのです。
特に、カーテンを閉めて、テーブルを出して、一杯。
(運転をしてはいけません)
そこは、山や海がみえるから、なんとも良い感じ。
台風が去るまで、京都舞鶴で2日間こもっていたこともあった。狭くても居心地がよかった。
わずか10万キロ越えか・・・
あの探査機がはやぶさ2号がリュウグウへ着くまでの距離は 2億8千万km 。
はやぶさ2の最高速度は、41,760 km/h だから、10万キロって、2時間半くらいでしょうか。
自分で歩くと、寝ないで休まないで24時間歩き続けて、約3年かかる。
1人こそ何にもない世界がここちよい
夕方になると、ランタンに火をともす。薄暗くシンプルな方がいい。山小屋みたいで、落ち着くのです。
バーナーでお湯を沸かして、くつろぐ。
酒は禁酒だから、コーヒーだな・・・
それまでは、知らない土地の夕日を見ながら一杯やるのが、大好きだった。いまでも、そうしたいけど、じぶんで決めた禁酒。もう8カ月目だ。
酒だけはやめられないと思っていたのに、一滴も飲まなくなってしまった。
どこか悪いわけではない。証明してみたかったのですよ。アル中じゃないってことをね・・・^^
強い人間だと証明したみたかったけど、やっぱり弱いね
真っ暗な山の中で静かに眠ってしましました。
tabito(旅人)