車中泊キャンプでタープ用の『頑丈なペグ』が必要な理由

車中泊とキャンプをセットして行うことが人気です。車にテントやタープを積んで車中泊をするのですがテントサイトにはタープを張ったり、サブのテントを張って楽しむ方法です。

この車中泊キャンプでは大切なグッズとしてペグがあります。タープやテントのロープを地面で受け止める金属の棒です。今回はこの「ペグ」の重要性を紹介します。

～興味のあるトコだけ読む～

テントやタープを固定する頑丈なペグ

オートキャンプ場のサイトに到着すると荷物を下ろすのと同時にタープやテントを設営します。

この時にタープやテントのロープを固定するために使うのが「ペグ」です。普通テントやタープにはペグが付属で付いている場合があります。付属で付いているペグは一応使えるのですが、特に海外製のタープの中にはプラスティックの安いものがおまけで入っていることもあります。

頑丈なペグが必要な第１の理由は夜中に突然強風に襲われることも皆無ではないキャンプでは、丈夫なペグが必要になります。弱いペグではタープなどは吹き飛ばされる可能性があることです。

２つ目の理由は、地面が硬い時や石がごろごろ地中にあるようなサイトの場合です。これは良くあります。ペグを打ち込んだら地中の石にあたって曲がってしまうことです。特にアルミのペグはすぐに曲がるのでご注意下さい。

なのでキャンプには丈夫なペグを用意することが安心です。

ペグにはある程度の長さと硬さが無いと役に立ちません。特にタープは面積が広いので強風などの風を受けると強い力がロープにかかります。そのためペグが抜けないように長いものを用意して固定します。

その長さは３０cm前後が使い易いです。登山では軽量で小さいのが必要なのでジュラルミンの頑丈でコンパクトなペグですが、キャンプでは車で行くので鋳鉄製の頑丈なものが良いです。

ペグの中で特に頑丈なのはスノーピーク社が作っているペグです。ソリッドステーク30という製品で、燕三条に伝わる鍛造製法で、どんなに固い地面にも確実にテントやタープを固定し、安全を生み出します。国内最強のペグだと思います。

ペグを揃える時は、最低６本を用意します。タープで使うのですが、タープの４スミに打ち込むためと、予備の２本です。この予備が使えるのです。タープの風向きによっては補強する場合に使います。

実際にキャンプの写真で使っているペグです。スノーピーク(snow peak) ペグソリッドステーク30(6本セット) R-103-1

テントで使う時はテントの４スミと補助用に２本を適当に必要があれば使います。テントは基本的には付属のペグで間に合います。強風で補強が必要な場合に使います。

頑丈なペグを地面に打ち込むには、それ用の強く丈夫なハンマーが必要です。DIY用とは構造が違います。よく２０００円前後の安物もあるのですが使い勝手が全く違います。そしてもう一つの問題は打ち込んだペグを抜くときです。

入りにくい地面に打ち込んだペグは風などの影響もあり食い込んで抜けない時が必ずあります。その時に役に立つのがこのハンマーです。

なぜペグを抜くのにハンマーがいるのかという疑問です。それはどんなハンマーでもいいのではありません。ペグ用に開発されたハンマーではの効果があります。おすすめはスノーピーク社のものが一生使える優れものです。かなり高価ですが、他のペグハンマーとは全く別物です。

理由は、ハンマーの金属部分にペグをひっかけるフックが付いていて、それをペグに引っかけて、ハンマーについているバンドを引くと簡単に抜ける仕組みです。さすが考え抜かれたペグ用のハンマーです。とても硬い地面でもこのハンマーとペグを使うと簡単に打ち込めて安全にタープやテントを固定できます。

紹介したペグとペグハンマーで設営していると、ペグを打つ音が違います。その音はスノーピークが持つタフで強靭なペグとハンマーでしか出ない音です。

車中泊キャンプで陰役のペグの紹介でした。ペグは安全のためには頑丈なセットを用意しておけば、自然相手のキャンプではどんな場面でも役にたちます。