創業95年手作りコッペパンの店「松本製パン」

車旅で秩父を訪れた時のことです。地元の方から是非行ってほしい店があるとの事で、すすめられた「松本製パン」。
これほど美味しいコッペパンに出会ったことはありません。多くのファンが通う小さな松本製パンは埼玉県秩父にありました。一度はその素朴なコッペパンの味を楽しんではいかがでしょうか。

松本製パンの歴史

秩父夜祭で有名な秩父神社から程なく松本製パンがありました。小さな昔ながらのパン屋さんです。現在の店主の松本茂さんに、歴史を伺いました。

現在の店主のお父さんは、文京区本郷の東大赤門前でパン店を開業したそうです。前日から仕込んで焼き上げるパンは手が込んでいたそうで、東大生をはじめ評判が良かったそうです。
その後、先代が年齢と共に店をしまう事になり、それを引き継いで秩父で開業したそうです。当時からの製法を現在も引き継いでいるとのことです。

こだわり

目玉商品のコッペパンは、その仕込み方が一般の店と違うのだそうです。普通は当日の朝早く仕込んで焼き上げるのですが、松本製パンでは前日に仕込んで翌日に焼きます。
この仕込みの時間と手間が、このなんとも言えない味わいを生んでいます。

味わい

コッペパンを買うと昔懐かしい白い紙袋にいれてくれます。さわると表面は褐色に焼かれていますが、持ったらフワフワしています。二つに割ってみると、実に柔らかいパンの本体が現れます。口に入れると、パンの香りと柔らかさが伝わってきます。
コッペパンのイメージは、ぼそぼそした感じでしたがしっとりとして柔らかいのです。パンそのものの深い味わいがなんとも手作りの本物なのです。それだけで何もいりません。

遠方からやってくるファン

秩父の道の駅でコーヒーを飲んでいると、近くでテントを出して干し芋やピーナッツを売っているご婦人と挨拶を交わしました。近くにあるパン屋さんに湘南から͡͡コッペパンを買う為に今朝到着した家族に会ったというのです。
その家族は、このベンチで美味しようにコッペパンを食べて子供たちは大喜びで大きな声で美味しいと飛び回っていたそうです。遠方から買いに来る人が多いですよと教えてくれました。

店主からのメッセージ

店主の松本茂さんにお会いできました。仕事中にもかかわらずいろいろ教えてくれました。東京文京区の東大赤門の前で開業した先代のご苦労や秩父での開業にいたるまでの歴史、そして仕込みから焼き上げるまでの話はとても勉強になりました。「また、きてね」と遠くなるまで道に立って暖かく見送ってくれました。老舗だな~と熱くなりました。

場所

所在地: 〒368-0046 埼玉県秩父市宮側町20−17
電話: 0494-22-4326

まとめ

車旅ならではの出会い。たまたま出会った皆さんとの挨拶から始まった、この土地のおすすめ名店の情報は貴重ですね。通り過ぎてしまうところを引き留めてくれて、新しい出会いへと繋いでくれました。

もともとコッペパンは、アメリカでパンの製法を学んだ田辺玄平氏によって考案され、日本独自に発展してきたパンです。アメリカのホットドック用のRollやフランスのㇰッぺとは形が似ていますが別物です。

松本製パンには、多くの取材があり店内には写真が沢山飾ってありました。シンプルな店の門構えにこそ本物の味が隠れているのだと思いました。これからもずっと美味しいコッペパンを作って欲しいと思いました。

tabito(旅人)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です