江戸時代に利根川東遷事業により舟運で栄えた商都・交易都市佐原。その利根川の入江にある道の駅「みずの郷さわら」を紹介します。
江戸の商都を感じる「佐原」
1996年に重要伝統的建造物群保存地区として佐原の町並みは関東で初めて選定されました。江戸時代末期から昭和にかけて作られた木造町家建築や蔵造りの店舗建築、洋風建築が街中に溶け込むように保存されている。
どこか江戸のよき時代へタイムスリップしたような気分になります。今回は、その町並みから利根川沿いにある道の駅を紹介します。
道の駅「みずの郷さわら」
所在地. 〒287-0003 千葉県香取市佐原イ4051番地3.
TEL0478-52-1138
営業時間 9:30~16:30. 休館日/月曜日(祝日のときは翌日)
道の駅「みずの郷さわら」
広大な利根川が目の前に広がる河川の高台に道の駅はあります。
とても気持ちの良い風景が広がり、写生をするご婦人が絵になります。


ここで、車中泊をしたことがあります。夕方はとてもゆったりして、ずっと景色をながめて何時間でも過ごせます。江戸時代に商都として繁栄していたころの風景が蘇ってくるようです。

小見川牛乳
この辺のブランドですね。昔からあるようでなかなか売っているのを見かけません。ガラスの牛乳瓶と紙の丸いフタは、昭和の香りがします。

たくあんを漬けるための大根が売っていました。このような形で売っているのを見たのは初めてです。美味しそうな大根でした。(2018年12月撮影)たくあんを作るのなら12月頃がよいですね。

この辺のサツマイモはとても美味しいです。香取の「シルクスイート」と利根川を挟んで茨城県の「べにはるか」という品種のさつまいもは、干し芋にマッチしていて、必ず買って帰ります。
伊能忠敬の家
伊能忠敬といえば、日本地図を作ったことで有名ですが、詳細をしりませんでした。道の駅の資料で調べたらいろいろ分かってきました。
千葉県九十九里町から17歳で佐原にある伊能家に婿として入ったそうです。伊能忠敬で1745年生まれということは、いまから273年前ですね。
婿に入った伊能家は大きな商家だったそうです。コメの売買や酒作りをしていたそうです。
工事現場監督だった三次郎(後の忠敬)は、その才能を見込まれて商家の一人娘で22才のミチさんところに婿に入ったのでしょう・・・
勉強がとても好きだった忠敬は、後に55才から10回に渡り日本全国を35,000キロも歩き、大日本沿海興地全図を作り上げたのでした。
当時の年齢で55才は、結構な高齢者だと思います。そこから亡くなる73才まで35,000Km歩いて地図を書いたのですから、その体力には驚きです。
35,000kmは地球1周の距離で、測量をしながらですね~
真似ができません。千葉から鹿児島佐多岬往復3740㎞程の距離を歩いて10往復とは、本当にすごいです。
佐原の町並みには行きませんでしたが、是非観光されて損はないです。
tabito(旅人)